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自転車お出かけスポット~イベント編~「東京夢舞いポタリング」

【東京夢舞いポタリングとは】

当選確率10倍以上を誇り「抽選に当たったらラッキー!」
参加者4万人に迫る勢いを誇る「東京マラソン」をご存じな方は多いはず。
しかしそれほどまでに大規模なイベントを行えるようになるまでの前進となる大会があったのをご存じでしょうか?

今から約22年前、ちょうど2000年を迎えたころ。大都市の中心部を一般ランナーが走れる「シティーマラソン」なるものが世界中のあちこちで開催されていました。
しかし日本ではランニング愛好家が増えているにもかかわらず、一般ランナーが走れる大規模な大会はありませんでした。

「東京のど真ん中で誰でも走れる市民マラソン大会を」と願うランニング仲間が「都心を走ろう3万人で!」をスローガンに、「東京マラソン」実現の夢に向かい、

「ゆ」=ユニバーサル(障がい者も含め誰でも参加できる)
「め」=目抜き通りを
「ま」=祭り気分で
「い」=粋に&インターナショナル

と名付け、マラソン大会を企画。都心の名所を巡るコースを作り2001年に「東京夢舞いマラソン」を初開催。

継続は力なり。念願かなって2007年2月、東京都による「東京マラソン」が実現!その後の人気は皆様が知るところとなりました。
それを機に夢舞いは幕を閉じる予定でしたが、多くの方々の熱い要望により継続が決定。翌2008年からはマラソンだけではなく自転車でも散歩感覚で参加してもらえるよう「マラソン」と「自転車」の2本立てで開催されるようになり、現在に至ります。

台風、コロナと中止を余儀なくされ、運営母体の存続も危ぶまれる中、参加者の希望と思いをつなぐべく必死の思いで4年ぶりに開催された2022年10月9日(日)、ポタリングとしては14回目となる大会に参加してきましたのでその模様をお伝えいたします。



【ルートと参加可能な自転車】
発着場所はOVEのご近所、神宮外苑の絵画館前。東京の2大タワー「東京タワー」と「スカイツリー」を間近に感じ、そのツリーを結ぶ道中(虎の門、日比谷~月島、浅草など)に東京の見どころがちりばめられたルート。ロング約36㎞、ショート約26㎞の設定があり、どちらを走ってもOK。車種は公道を安全に楽しく走れる自転車であれば参加可能。シェアサイクルでも走れるレベルのコース取りとなっていますが、走行距離を考えるとアシストがついていないシティーサイクルでは辛いでしょう。いつでも行けると思ってしまう2大タワー、実は東京に住んでいながら行ったことが無かったりする人はいませんか??スカイツリーでさえ開業が2012年の5月。今年の5月で12年目になるわけですが・・・私もスカイツリーの展望台へ初めて上ったばかりです(笑)時が経つのはあっという間。形あるものはいつかは姿を消すことになります。行けるときに行っておきましょう。



【エイドステーション】
もんじゃ焼きでおなじみ月島もんじゃストリートと亀戸香取神社の2か所でミネラルウォーター等の飲み物の配給がありました。距離もありますので補給食などは各自用意して出かけましょう。亀戸 香取神社は「スポーツ振興の神」として、スポーツ大会・試合の勝利を願う多くの参拝者が訪れる場所だそう。エイドステーションでは香取神社でご祈祷された「勝運水」なるミネラルウォーターをいただきにっこり。氷水で冷やして待っていてくださっていたのですが、今日は勝負事もなく穏やかな1日でしたのでいざというときのためにお土産に持って帰ることにしました。



【走行の仕方】
出発時間はゼッケン番号ごとに分けられ、9時から時間差で出発。10人ほどのグループに1名先導の方がついてくれます。先導について案内してもらいながら走るもよし、地図を見ながら自分たちで走るもよしと参加の仕方は自由。2か所設けられたエイドステーション(月島と亀戸香取神社)を設定時間内までに通過し、スタート地点と同じ場所、絵画館前に17時までにゴールすればOK。

OVEの散走のように裏道をのんびり走る遊び方とは違い、「目抜き通り(主要な通り)」をメインに走るイベント。ルート方面の東京の目抜き通りは車通りが少なく、幅も広いので自転車を颯爽と走らせることが出来ます。

ルート上の大きな分岐点ではボランティアスタッフの方が道を誘導してくれますので先導について行かなくても楽しむことが出来ますが、見逃すこともあるかも・・・。紙のルートマップが渡されますが、スマートフォンでもコースを確認することが出来るよう、QRコードが読み込めるようになっていました。もはや自転車に乗るのにスマートフォンは欠かせない道具となりましたね!



そんなわけでお昼も自由。いつ、どこで食べてもいいのですが、同じガイドさんについて最後まで走るとなるとゆっくりと食事を楽しむ時間は少なめ。(2か所のエイドステーションの休憩で各20分程度)なので最後まで同じガイドさんについて回りたいなら、後から来る違うグループに混ぜてもらうなどの工夫が必要です。(スタッフの方に申し伝えれば臨機応変に対応してくださいます)私は2か所目の亀戸香取神社でのエイドステーション休憩の時間を利用して、商店街で約1時間程お昼休憩をとることにしました。香取神社の商店街で「レバーガー」と「みそ汁」をいただきました。一番最後にここを出発するグループの時間を確認し、合流して再出発。



日本橋に立ち寄り「日本国道路元表」の複製を見学。本物は日本橋の車道上にあり、見るには危険が伴うため、複製を日本橋の歩道脇に飾っているんだそう。ここ、首都高日本橋は地下化への工事が始まり、2023年中に橋脚の撤去が完了するとのこと。その首都高の地下化が完成するのはなんと2040年予定!60年以上に渡り高速の下に隠されていた日本橋でしたが、「空が広がる日本橋」へと蘇ります!
他オリンピックスタジアムの見どころをガイドさんに紹介してもらいながら出発地点の神宮外苑絵画館前へ。お昼時間含めロング約36㎞を5~6時間程かけて走りました。グループで走っても余裕のあるスピードで、初めて参加するイベントとしてもお勧めです。万が一ついて行けなければ自分のペースで走ればいいですし、寄り道もOK。絶対にゴールしなければならないというお約束もありませんので気楽に参加できるイベントだと思います。
やっと沢山の人数で走れるイベントが開催できるようになってきました。
自分で走行ルートを考えるのが苦手な方は、ぜひこういったイベントを利用して見どころを楽しむライドに参加してみて下さい!

【2022年度の参加費】 
参加費の一部を災害支援などの寄付金協力にするかどうかを選ぶことが出来ます。
・災害支援など寄付金付き参加費 5000円/中学生以上1名
・災害支援など給付金無し参加費 4500円/中学生以上1名
保護者1名参加に対して10歳以上の小学生2名まで無料で参加可能。

東京夢舞いポタリング



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