#わたしの散走STORY
わたしの散走STORY
散走のかたちは人それぞれ。いろいろな人が好きなスタイルでゆっくりとペダルをこいでその時だけの時間を楽しんでいます。OVEのオリジナルストーリー。この主人公たちは、あなたのまちにいるのかもしれません。ぜ...
続きをよむわたしの散走STORY 第1話
それは先輩とランチをしているときだった。 「さんそう?」 「そう、散歩のように自転車でゆっくり走る散走」 「それが先輩の趣味なんですか?」 「趣味っていうよりリフレッシュするためにやってるかな」 「気...
続きをよむわたしの散走STORY 第2話
この町で喫茶店をはじめてもう30年が過ぎた。夫婦で切り盛りしている小さな店だが常連さんがついて、それなりになんとかやれている。最近は近くの女子大生がちらほらと来てくれるようになった。理由を聞くと、う....
続きをよむわたしの散走STORY 第3話
「こんなに止まるなんて思ってもみなかったわ」と妻がヘルメットを脱ぎながらぽつりとつぶやく。「ほらごらん。これは東洋一の邸宅とも称された旧前田伯爵邸。旧加賀前田家の第16代当主、前田利為の本邸として19...
続きをよむわたしの散走STORY 第4話
夫のコーヒー、娘のオレンジジュースは準備OK。あとはトーストが焼けたらサラダと目玉焼きを添えて。よし、今日の目玉焼きの半熟具合は完璧。着替えを済ませた夫と娘がダイニングにやってきた瞬間、トースターか....
続きをよむわたしの散走STORY 第5話
定時ちょうどにオフィスを出ると、駅に向かう人の流れがすごい。まるで海の中の回遊魚になったようだとぼんやり思いながら、流されるようにいつしかホームにたどり着く。スマホで今日のニュースや、友人たちのSNS...
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