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自転車おでかけスポット~ イベント編~「SHIMANO BIKER'S FESTIVAL」



シマノ・バイカーズフェスティバルとは】
今回で30回を迎えた年に1度の自転車の祭典。マウンテンバイクをメインとしたスポーツバイクでのツーリング、レース、試乗車体験などを通して自転車の魅力を存分に味わうことができるサイクルスポーツイベントです。お子様向けの自転車イベントやプロ選手によるライディング講座などもありますのでレースに出ない方でも実りある時間を過ごすことが出来ます。1991年の第1回大会から沢山の方々に親しまれてきた歴史のあるイベントです。
今回は2022/7/30-31(土-日)で行われたこのイベントの模様をお届けいたします。全国各地で様々な自転車イベントが開催されていますので来年の夏の計画に向けてぜひ参考になさってみてください。




【富士見パノラマリゾートとロケーション】
会場は長野県諏訪郡富士見町に位置する富士見パノラマリゾート。遠くに富士山を望めることから「富士見」の名が付いたこの土地は、東・西にそれぞれ連なる山々に挟まれた地形です。富士見パノラマリゾートでは、グリーンシーズンには『花の宝庫』と呼ばれる入笠山(ニュウカサヤマ)トレッキングやマウンテンバイクのダウンヒル、パラグライダー、ウィンターシーズンにはスキー場と1年を通して楽しむことができます。特に自転車好きが注目すべきはマウンテンバイクのダウンヒルコース。常設コースとしての歴史は古く、「ダウンヒル」といえば「富士見パノラマ」と連想するほど数多くのダウンヒラーが腕を磨き、成長を遂げていく場所となっています。標高1955mの入笠山の1780mの高さまで運んでくれるゴンドラには自転車を載せることができるため、ダウンヒルの最長コースはなんと約8キロにもなるとか!初心者向けにはスキルアップエリアもありレベルに合わせて楽しめる、とても充実した施設となっています。パトロールも配備されていますので長いコースの途中、転倒などで怪我をした際にも救護が駆けつけてくれるので安心です。
富士見パノラマリゾートの向かい側、八ヶ岳エリアも大自然が広がる気持ちの良い場所で別荘やペンションなどが多く、おしゃれなカフェ、パン屋など立ち寄りどころも沢山。八ヶ岳を正面に見据えるストレートな道「八ヶ岳ズームライン」や八ヶ岳を並行して走る「八ヶ岳エコーライン」などは自転車で走ると最高に気分が盛り上がる絶景地帯となっています。


【テクニカルサポート】
会場での検車はありませんのでそれぞれの責任で必ず事前に点検・整備を済ませて出場することが必須ですが、練習中に転倒・・・など、突発的なトラブルなどで修理や調整が必要な場合はサポートコーナーが用意されています。ご自身で行う点検・整備をサポートするセルフメカニックコーナーや応急処置を施すシマノテクニカルサポート、部品交換しなければならなくなった場合のメカニックコーナー(有償)などサポート体制も充実!オフロード走行では転倒のリスクも増えますのでテクニカルサポートがあると安心ですね。せっかく来たのに走れないという悲しい事態を最小限にとどめるてくれるありがたいコーナーです。



【レンタサイクル】
富士見パノラマリゾート内にあるMTBレンタル&スクールショップ「バックヤードガレージハウス」にてマウンテンバイクのレンタルを行っていますが、ここのレンタサイクルを利用して参加できるのはツーリングイベントのみ。レースに出場するために使用することはできませんでした。まだ自転車をお持ちでない方はレンタサイクルで絶景を楽しめるオフロードツアーに参加してマウンテンバイクの楽しさを体験してみてください!オフロードサイクルの本当の実力や楽しさはオフロードでしか味わうことが出来ません。




【イベント会場の雰囲気】
イベント当日はキッチンカーや地元でとれた野菜やパンなどが揃ったバイカーズマルシェ、試乗コーナーや出展者PRブース、スタンプラリーや完成車が当たっちゃう大抽選会など、自転車に乗らない時間も楽しめます。バイカーズに参加する人やトレッキングを楽しむ人などで富士見パノラマリゾート内はとても賑やか。自転車に乗らないけれど連れてこられたお母様(笑)などは入笠山のトレッキングに出かけてみてはいかがでしょうか?ゴンドラ駅山頂からお花畑までは徒歩約20分、山頂までは約1時間。綺麗な花や八ヶ岳や富士山などが望める大パノラマを気軽に楽しむことが出来ます。

【宿泊】
バイカーズ当日はキャンプサイトが設けられますので夏の夜を楽しむこともできます。また会場周辺には宿泊施設が少ないので車移動は必須です。車で20分ほどの富士見町や原村エリアのペンションなどを利用する方が多いようです。





【充実したイベントプログラム】
レース:個人戦、チーム戦あり、クロスカントリー、ダウンヒル、クロスカントリーマラソン、ファットバイク、シングルスピード、ドロップハンドル、キッズ、ビギナーと、とにかく種目が多く、どんなオフロードスポーツ自転車でも楽しめるプログラムが揃っています。今回特に面白かったのは新しくプログラムに加わった「ドロップハンドル90分エンデュランス」。今注目度の高いグラベルロードやシクロクロスなどドロップハンドルがついているけれどオフロードも走れるという自転車限定のレース。今回は自転車を倒して所定の場所に置き、スタートからその地点までは走っていくというスタイル。トライアスロンの一部分を彷彿とする面白いレース。マウンテンバイクよりスピードが出るため迫力も満点!どの種目も皆さん楽しみながらも本気で戦っているので応援にも力が入ります!




ツーリング:​オフロードだけではなくオンロードのツーリングもあるのでロードバイクでも参加できるプログラムもあります。当日までコースが公開されない秘密のオフロードガイドツアー、ロゲイニング、絶景ツアー、パン屋巡り、E-スポーツバイク限定、帰りは自転車を車で運んでくれて電車やバスで帰ってくるなんていう工夫を凝らしたプログラムまで、とにかくどれに参加しても絶景を楽しめること間違え無し!ただし、土地柄、勾配がきつい坂や長い坂が多いので、普段から坂を上り慣れていない方は軽めのギアがついている自転車やE-スポーツバイクで参加するのがおすすめです。




サブイベント:シマノがサポートする国内外で活躍するトッププロライダーが教えてくれる最高に贅沢なマウンテンバイクスクールや小学校入学前のキッズたちが参加できる自転車版のかけっこ「ミルキー」など、レースやツーリングに出なくても楽しめるイベントもあります。ちなみに今年は五輪に4大会連続で出場し、東京2020オリンピックでのクロスカントリーレースを最後に現役を引退した山本幸平さん、国内のダウンヒルシリーズ戦5年連続1位の井出川直樹選手、MTBダウンヒル 全日本チャンピオン 清水一輝 選手ほか、普段一緒に走ることが出来ないような名だたる選手が講師として来場していました。試乗車ブースも充実しており最新のグラベルロードやE-マウンテンバイクなど、各メーカーが一押し自転車を用意。またその自転車の機能や特徴を存分に体感できる大規模で本格的な試乗コースが用意されていますので、これから自転車を購入される方にとってはまたとない貴重なチャンスとなっています。オフロード車をアスファルトの上で乗ったところでその本当の良さはわからないのです。試乗体験は無料ですから、ここぞとばかりに試乗して乗り比べてみることをお勧めします。


「日頃の練習の成果を発揮したい」「レース会場の雰囲気を楽しみたい」「自然の恵みに身も心も委ねたい」「家族で夏の思い出を作りたい」「オフロード自転車をオフロードで試乗したい」「今の自転車の流行りを知りたい」などなど、楽しみ方は人それぞれ。そんな夏の自転車フェスティバルに来年はぜひ参加してみてください!
またシマノ・バイカーズフェスティバルだけではなく、全国でもその土地の良さを最大限楽しむことが出来るイベントが沢山ありますので自転車イベントを検索してご自身の楽しみ方に合ったイベントを探してみてください。実はご自身が住んでいる地域のイベントに参加してみると、知らなかった地元のいいところを発見できるなんていう事ができるかもしれません。

今回行われたイベントの詳細
シマノ・バイカーズフェスティバル

イベントに関するお問い合わせ
シマノサイクルスポーツイベント事務局



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