EVENT OVE散走&ショップイベント
OVE散走レポート
2022/11/20 Sun

レポート 堺・注染手ぬぐいキメコミアート散走

午後から雨の天気予報。
通常であれば中止となりそうな天気のなか、キメコミアートを作る散走に出発したのでした。。。。というのも。。。

今回の散走のメインは日本橋室町の「誠品生活」にある、注染手ぬぐいを扱うお店「にじゆら」で、手ぬぐいの端切れを使って作る「キメコミアート」のワークショップを行うこと。

ならば、雨が降る前に誠品生活に辿り着いてしまおう!という作戦で、いざ出発!


---目的地の誠品生活はコレド室町テラスの2階です---

とはいえ、時は11月下旬に差し掛かり、都心の紅葉真っ盛りのこの時期「せっかくだから、立ち寄りたい」という声もかかったので、やってきたのは

外苑いちょう並木

人出も銀杏の色づきもピークに近いのではないかと思われたこの日、人混みを横目に道路から黄葉を「ゆっくりと」「自分のペースで」眺められるのは、自転車ならでは。



---信号が変わると、人・人・人!---

赤坂方面から永田町を抜けて、都心へ向かいます。総理官邸脇のまっすぐな坂を上り「体を温めた」あとは、国会議事堂の前で記念写真。国会周辺から桜田門へ向かって下る道の銀杏の彩りも素晴らしい。それなのに人影はまばら。

自転車で巡る黄葉絶景巡り

ちょっと得した気分。。。


---貸切状態の銀杏並木(国会議事堂前)---

内堀通りは今日もランナーが大勢走っていました。
桜田門をくぐって皇居外苑の中を東京駅方面に向かって進みます。晴れていれば「パレスサイクリング」が実施されているはずの内堀通りですが、天候が怪しいので普通に車が走っていました。

東京駅前の銀杏並木は、神宮外苑と対照的な「ずんぐり」とした木が並んでいます。東京駅に向かって走って行くと、ウェディングフォトの撮影をしている人、モデルさんの撮影をしている人、お母さんを撮影する小さなカメラマンなど、みな思い思いに写真を撮っていました。

そういえば、パルクールの撮影をしていた高校生もいたのです。いやー、格好良かった!




JRの線路をくぐった時にはまだ少し時間があったので、日銀を横目にみながら日本橋に向かいました。
日本橋にある道路元標のレプリカと本物を見てから、川上に回って日本橋側に架かる日本橋をじっくりと見てから、誠品生活へと向かうのでした。


---揮毫:徳川慶喜(https://nihonbashi-kabou.kokubu.co.jp/nihonbashi/nihonbashi-trivia/nihonbashi-trivia_03)---


---道路元標のレプリカ---


---ホンモノの道路元標は日本橋のど真ん中に埋め込まれています---

誠品生活は、台湾発の書店チェーンである誠品書店の日本一号店(初の中華圏外への出店だそうだ)。"「本と暮らしの間」にある複合的なイノベーションに力を注ぐ(公式サイトより)"という姿勢は「本」を「自転車」に置き換えればOVEにも通じるものがあるのかもしれません。

誠品生活の入っている日本橋室町三井タワーの地下駐輪場に向かうエレベーター、お店の人も知らなかったという、まさに穴場の駐輪場。そこに自転車を止めて、開店直後の店舗へ向かいます。なんとなく台湾の空気と日本橋の空気が混ざって流れているような不思議な店内、そこに「にじゆら」があるのです。

にじゆらは堺発の注染手ぬぐい屋さんです。製造過程で出来てしまう端切れをポップなアートにしてしまう「キメコミアート」、その創造主であり第一人者であるイワミツアサコ先生直々の指導のもと、ワークショップが始まるのです。

というと仰々しいのですが、にじゆらの田中さんの軽妙なイントロダクションから始まり、ざっくばらんな雰囲気の中、ワークショップはスタートしたのです。


---人知れず存在するコレド室町テラスの駐輪場入口。200円/6時間---


まず最初に枠を選びます。既に枠の部分は端切れで綺麗に飾られており、どの枠を選ぶかで最初の雰囲気が変わりそう。
続いて、枠内の白い部分(ちなみに、発泡スチロールの四角い板を使っています)に今回のキメコミアートの絵柄をカーボン紙を使って写し込みます。先生が用意してくださったのは、上から見た「自転車に乗る人」。
続いて、転写した絵柄の線に沿って、発泡スチロールの板に切れ込みを入れていきます。
そして、切れ込みに囲まれた部分ごとに端切れを選んで、切れ込みに端切れの端っこを押し込んで固定する。余った部分はハサミで切って整える。全部できたら出来上がり!

なのですが、これがまた何かと大変。始まった途端に会話はなくなり、各々が黙々と、でも嬉々として作業を続け出すと、あっという間に時間は流れ2時間が経ってしまいました。

2時間後、それぞれ作品が完成。気がつくとお腹が空いている。


---デザインを写したところ---


---よりどりみどりの端切れ、悩ましい。。。---


---繊細かつ大胆な作業でした---


---完成!---

というわけで、一旦お店を離れ、歩いて道路の反対側へ渡ると今回ランチをいただく「玉ゐ」に到着。
まだ、雨は降っていないようで、このままならばOVEまで帰れちゃうかもー、と言いながら店内に入ります。

「玉ゐ」は穴子料理のお店。OVEでも以前は何度かやってきていたのですが、ここ10年ほど(!)ご無沙汰だったのです。目の前にドーンとやってきた穴子に再び全員が黙々と、でも嬉々として、ランチタイムが過ぎていくのでした。


---外観だけでも「そそる」お店ですが---


---絶品でした!---

さて、午後は誠品生活の中を散策してからOVEに向かう予定。。。でしたが、玉ゐを出たら雨がポツリポツリと降り出していました。気温も上がらなかったこともあり、寒い雨の中我慢して走るのであれば、ここで解散しましょう。という話になり、散走はここで終わりになりました。その後雨脚が強くなったことを思えば、良いタイミングだったようです。

午前中にちょっと欲張って、銀杏を見たり東京駅前や日本橋にも立ち寄ったりできたので、走る・遊ぶ・食べるがバランスよく順番にやってきた散走となったのでした。


---大変お世話になりました。またよろしくお願いします---


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