EVENT OVE散走&ショップイベント
OVE散走レポート
2022/12/17 Sat

レポート OVE散走「年を忘れる会」

2022年最後の散走は、隅田川を渡り、久々に本所・深川方面を巡りました。水路や親水公園、次々と現れる橋など、水の都と言われた江戸の面影が残っているこの地域は、道路も空も広く、気持ちよく散走出来るのです。


散走中気になった建築をパチリ・・・相互館110タワー(中央区京橋)
見た目が気になっただけで今回のテーマとは一切関係がありません。
でも、そういう関係ないものに興味が向くのも
散走の面白さの一つかもしれません。

さて、2022年はOVE散走スタッフにとっては天気予報に泣かされる一年でしたが、この日も御多分に洩れず、週間天気予報では傘のマークが現れる、怪しい予報。でも、雨の予報は次第に後ろにずれていったため実施を決断、結果的にはどんよりした冬空ではあったものの、ときおり青空も顔をのぞかせる、そんな1日となりました。




OVEを出発したら、まずは外苑のいちょう並木を通り抜け。もう、並木の両端の木にしか葉っぱの残っていないのだけど、写真を撮りに来る人たちは、またちらほら。
外苑を抜けたら四谷の谷の下へ。首都高の高架下を気持ちよく走り、四谷駅方面を目指します。




今回の散走の前半は!いつもほど裏道を攻めないで、空いている都心の道を気持ちよく走ることにしました。四谷から半蔵門にかけての新宿通り、半蔵門から桜田門までのお堀沿い、そして鍛治橋通りから永代通りまで。まだまだ銀杏の葉が生い茂って黄色が眩しい並木が意外と多くて、ちょっと遅めの黄葉散走を楽しめました。


永代橋を渡ると下町らしさを一層感じられるのは、道が広くなるに伴い空が広くなるからでしょうか。最初に通るのが門前仲町界隈で、門前町ならではの活気が伝わってくるからかもしれません。



最古の和製鉄橋と言われる八幡橋(旧弾生橋)の下をくぐり首都高速9号線の下から抜けると、空の広い深川の町。
今も残る水路にかかるレトロな雰囲気のトラス橋、北に向かうと正面に見えるスカイツリーが見えると、東京タワー派の筆者ですが、何故か嬉しくなってしまいます。



なんだかんだと冬空で体も冷えます。暖を取るために立ち寄ったのは、OVEでは初、ブルーボトルコーヒー。なんとこの日は3年ぶりにマルシェを開いていたのです。テーブルに腰を落ち着けてのんびりということは出来なかった代わりに、マルシェを巡って買い物をしたり、という珈琲タイムを楽しむことができました。



続いて巡るのは、仙台堀川と横十間川。ともに一部区間は親水公園になっているので、スピードはゆっくりでも信号が無いのでスイスイ進めるのです。
横十間川と小名木川の交差するところにはX字に掛かる「小名木川クローバー橋」
水の「交差点」の上から眺める景色は道路と違う風情を感じるのです。


これまでの散走ならば、ここからは京葉道路まで一気に川沿いを走るところですが、なんと横十間川沿いの遊歩道が老朽化のため工事中で通行止め。迂回をしながら北上します。




京葉道路を渡り、総武線の線路をくぐると東西に伸びる「北斎通り」
葛飾北斎ゆかりの土地を通ることから名づけられた通りですが、近隣には江戸の文化の立役者の旧宅が沢山あるのです。
その北斎通りをまっすぐ、現在休館中の江戸東京博物館を目指して走ります。左右には、錦糸公園、錦糸町の駅前の雑踏、近く大きくなったスカイツリーなどなど、次から次へと変わる景色を楽しめます。銀色に輝くモダンな「すみだ北斎美術館」を過ぎると、もう両国は目の前。ちょっと回り道して横網町公園(ヨコヅナではないのです)と安田庭園の脇から国技館の正面へ。国技館と両国駅の間にある駐輪場に自転車を置いて、ここからは徒歩で「目的地」へと向かいます。



両国は相撲の街。レトロな外観の両国駅の駅舎、横綱の手型と力士の土俵入りの銅像、そして目に入ってくる「ちゃんこ」の文字。
幟のたくさん立つちゃんこの店「巴潟」が今日の最終目的地。絶品の鍋とおっとりした女将さんの絶妙な応対に癒される素敵なお店なのでした。(ちゃんこ屋のおかみさんというと、ちゃきちゃきした人を想像指定しまうのは私だけでしょうか)







さて、店に入るとエレベーターで個室へ。ここからは
「年を忘れる会」=忘年会です
まずはビールとノンアルコールビールで乾杯。今回参加されたのは、今年何度か参加された方ばかりだったので、OVE散走激動の2022年を振り返りつつ、2023年はこんなことしたい、あんなことしたいと、話している間に、主役の鍋が登場。
ここ巴潟は、出汁と具の違う四種のちゃんこが楽しめるのですが、今回はそれぞれが思い思いの「ちゃん"個"なべ」を楽しむことにしました。
ゴマを「すりすり」するチーム、肉を「どうだー」とつまみ上げるチーム、全ての種類の鍋がテーブルにならぶなか鍋がぐつぐつと煮えてきます。


蓋を開けると白い湯気がもわ〜っと溢れ出し、ここからは至福の時間。みな黙々と鍋を突くのでした。
そうこうしているうちに楽しい時間も終わり、2022年の散走はこれにて幕。


2023年もOVE散走をよろしくお願い申し上げます。そして、日常でも、自転車と散走をお楽しみください。


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