EVENT OVE散走&ショップイベント
OVE散走レポート
2022/10/2 Sun

レポート 高輪、いまむかし


一年に三度、あるかないかというくらいの晴天。
日差しも秋の優しい日差しになり、感じる風も心地よい、まさに自転車日和の散走でした。

ちょっと暑かったけれど、それもまた散走を特徴づける味。



「高輪、いまむかし」というタイトルですが、最初の見どころはお馴染み東京タワー!

晴天、それも空気が澄んで青の深い晴天の日は、東京タワーは「映える」のです。



芝の路地裏をちょろちょろと抜けたら、JRの線路下をくぐります。
自転車は「押し歩き」ですが、距離も長く無いので気になりません。

線路の先は、運河が縦横無尽に走る「芝浦」

直線の組み合わせられた道や運河の中、頭上を色っぽく(?)横切る曲線は、東京モノレール。



海岸通りを渡って、ゆりかもめの線路下まで行くとその先はもう海。左手には巨大なレインボーブリッジが見えてきます。

ちょっと時間に余裕があったので、芝浦アンカレイジ※の先の公園で小休止。

※芝浦アンカレイジ=吊り橋であるレインボーブリッジのメインケーブルを繋ぎとめておくアンカー部分


真っ青な空と、目の前に広がる青い海。晴海・豊洲から対岸のお台場、そして京浜工業地帯まで、くっきり見渡せます。
手前の水面を見ると、魚の群れが次から次へと通り過ぎていきます。

近くにいる釣り人に群れている魚のことを伺うと「コハダ(コノシロ)」なんだそうです。

ちなみに、たくさん群れているけれども、あまり釣れないとのこと。この天気の良いなか、竿を出して、この場にいることを楽しみに来ているとおっしゃっていました。

。。。5分後にはしっかり魚を釣り上げていましたが。


休憩が終わって、高輪方面を目指します。
レインボーブリッジのループ橋を横目に見てから、海に背を向けます。
運河をいくつか超えたあとやってくるのは「提灯殺しのトンネル」「首曲がりトンネル」「おばけトンネル」などなど、仰々しい異名を持っている「高輪橋架道橋下区道」。高輪ゲートウェイ開業にともない山手線等の線路が移動したため、トンネルは短くなっていますが、「提灯殺し(タクシーの行燈がぶつかって壊れる)」や「首曲がり(あまりの低さに首を伸ばせない)」という異名のままの天井の低さは変わっていません。

そして短くなったトンネルの出口から国道15号線までは延々と続く工事現場の中を歩きます。が、通常目隠しされているはずの工事現場のフェンスに、目隠しがなくて中が丸見えの部分があるのです。実は、国の史跡に指定された高輪築堤跡が見られるようにという粋な計らいなのでした。





伊皿子坂のてっぺんから高輪皇族邸の周りを通っていった先にある駐輪場に自転車をとめて、ランチの場所に向かいます。
今日のランチは、フレンチです。
お店の名前はl'asperge(ラスペルジュ・・・アスパラガス?)
入口にはテラス席もあるこじんまりとしたレストラン。。。と思いきや、実は階下には個室もあって意外と大きなお店でした。
その個室に案内されてゆっくり、ゆったりと美味しいフレンチを楽しんだのです。
「ここにフレンチを食べにくるための散走をしても良いんじゃないか」
と言われるくらい、良い時間が過ぎていったのでした。





食後は泉岳寺の横の路地をすり抜けて、高輪ゲートウェイ駅を目指します。
2020年3月14日開業ということは、開業から2年半が経ったのに周りには何もない。どうなっているのだろう?というのも、今回の散走を企画した一つのきっかけだったわけですが、開発途上の高輪ゲートウェイ、面白かった。改札階の上に展望デッキがあるのですが、そこからの眺めも面白ければ、入場券を買って入った構内もなかなかのもの。
あと2年もすれば、素敵な街が出来上がるようなのですが、その前にこの駅を見ておいたのも良かったかも。
食後の良いデザートとなったのです。


坂を上ってから、標識を撮ったので「下り」になっています

さて、今回のOVE散走は、8月末にウェブサイトに追加された「散走コース検索」のなかの1ルート「古きをたずね新しさを見出す 高輪・泉岳寺」からアイディアを一部拝借しています。そのコース案内には普通の散走じゃあり得ない「激坂」が含まれているのですが、その一つでもある「22%」の坂を上りました。せっかくなので、先月から散走に同行している動画撮影スタッフの乗っていたe-bikeにも乗り換えて上ってみたのですが、なんて楽ちんなんだ!
e-bikeならば、避けて通っていた道もどんどん進めて、もっと散走の幅が広がるのではないか、と思えた瞬間なのでした。

高輪消防署二本榎出張所、明学のチャペル、八芳園、そして聖心女子学院など、高輪・白金のランドマークを巡りながらOVEに向かいます。広尾では下のような風景も。
そういえばこの週末は、制服を着た学生さんを多く見かけました。学生さんたちにとっても絶好の学園祭日和だったに違いありません。



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