レポート パン好きの聖地、代々木でブランチ
「天高く、馬肥ゆる秋」
空の雲は秋の気配を感じるようになりましたが、9月前半は残暑がまだまだ厳しい。
その暑さをしのぐためには、早朝や夕方に散走するのがオススメなのがこの時期です!
ということで、朝早めに集合してパンが好きな人たちが各地から集うと言われる代々木公園から代々木上原の界隈へ向かう散走を実施しました。
目的地の代々木方面はいくつかの谷が集まって、宇田川となり、渋谷の街を抜けて渋谷駅周辺で渋谷川に注ぎます。なので、渋谷から川を遡っていくのが一番楽にアクセスできます。
でも、今回は裏原宿から北参道を通って、南新宿に出て甲州街道の南側を西に向かうことにしました。こちらのルートも甲州街道周辺で武蔵野台地の上に上がりきってしまうので、そこそこ楽に走れるのです。
原宿から代々木(JR代々木駅付近)、初台、幡ヶ谷と、町が変わるとなぜか街並みが少しずつ変化していきます。
ところどころで「春の小川 ココ」など、春の小川という名前のついた表示が電柱に貼られているのを目にします。
唱歌「春の小川」のモデルになったのは、このあたりを流れていた「河骨川(こうほねがわ)」だと言われているのです。
現在は暗渠となってしまって、小川を目にすることはできませんが、自転車で走っていると明らかに「ここは川だったんじゃないか」という道がいくつも見つかるのです。
※ 暗渠探しをしながら街を巡るのは、意外と面白いのです。ぜひお試しください!
代々木上原駅の近くにあるパン屋さん「マンマーノ」に立ち寄り、おのおのパンを買います。
お店にはカフェが併設されているのですが、ちょうどテーブルが埋まってしまったので、
そのパンを持って、代々木公園へ向かい、公園でパンを食べることにしました。
小田急線の線路沿いから公園に向かい、西門から坂を上ると、緑が広がっています。
公園内のサイクリングロードを少し走ります。
木々の間を縫うように作られたサイクリングロードを走っていると、
ここが渋谷と新宿に挟まれている場所とは思えません。
体感気温もぐっと下がったように感じるのは公園の木々の力。植物のありがたみと力を感じます。
公園を半周し、テーブルがいくつか並ぶエリアで自転車を降ります。
テーブルを囲んで、パンを食べながらのブランチタイム。
見上げると、木々の間から青空を見え、なんとも気持ちの良い朝なのです。
実は、緑に守られている間に外界では気温が上昇。
公園を出てみると、すっかり残暑は復活。
「夏なんじゃないのか」
と口々に言いながら表参道を通り抜けます。
改めて、公園の木々の力に感謝しながら、OVEに到着したのでした。