EVENT OVE散走&ショップイベント
ショップイベントレポート
2017/3/15 Wed

地域の未来とつながるモノづくり

ミラツク×OVEとつくる【新しいライフスタイル創造】シリーズとして、文化を未来に繋ぐテーマでワークショップを開催。今回は、日本各地の風土に根ざした薬草文化をリサーチし、伝統茶ブランドTabel(タベル)を展開している新田さんをゲストに迎えて、モノづくりの原点となる価値観をお聴きしました。


「お茶が変われば、からだも、社会も変わる」と考える新田さん。もともと食べることが大好きだった新田さんは、人のからだを良くするはずの「食」も一歩間違えたら凶器にもなることを、身近な人の体調不良から学んだと言われます。


身近な人のからだが良くなるために、管理栄養士や、国際中医薬膳調理師として「食」を学んだ新田さんが、薬草を暮らしに取り入れるためのリサーチをはじめたきっかけは「ふだんの暮らしの中で、健康を考えて”食べる”ことを改善するのは難しいけど、お茶であれば気軽にとりいれることができるのでは?」と考えてのこと。はじめて出逢った熊本の野草農家さんから、新田さんの考えに共感いただいた方々が、自然に後押しされるように次々と出逢ってこられたそうです。



新田さんが大切にしたい「食文化を育てる」という思いと、「継続するための事業をつくる」ことは両方大事だけど、Tabel(タベル)はあくまでも「食文化を育てる」ことにこだわりたいと言われます。トークの後は、ファシリテーターの西村さんが、OVEの空間をフルに活用した「価値観を共有する」ワークショップを実施。それぞれのライフスタイルの価値観を深めることができたのはOVEの空間ならではのゆったりした時間を過すことができました!


<ファシリテーター>
NPO法人ミラツク代表理事:西村勇哉さん
1981年大阪府池田市生まれ。大阪大学大学院にて人間科学(Human Science)の修士を取得。人材開発ベンチャー企業、公益財団法人日本生産性本部を経て、2008年より開始したダイアログBARの活動を前身に、2011年にNPO法人ミラツクを設立。Emerging Future we already have(既に在る未来を実現する)をテーマに、起業家、企業、NPO、行政、大学など異なる立場の人たちが加わる、全国横断型のセクターを超えたイノベーションプラットフォームの構築と未来予測を基盤とした調査・分析と企業内の新規事業開発に取り組む。共著「クリエイティブ・コミュニティ・デザイン/フィルムアート社」慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科 非常勤講師、大阪大学大学院国際公共政策研究科 招聘教員

NPO法人ミラツク


<ゲスト>
TABEL株式会社 代表取締役/食卓研究家:新田理恵さん
管理栄養士であり国際中医薬膳調理師。食を古今東西の多角的視点からとらえ、料理とその周りにある関係や文化も一緒に提案し、地域の商品開発やレクチャーを行っている。日本の在来植物である薬草を暮らしに取り入れるためのリサーチをはじめ、日本各地をつなげながら伝統茶ブランド{tabel}を2014年に立ち上げる。2016年8月にTABEL株式会社へと法人化。Tabel(タベル)は、日本にひっそりと生えている300種類以上の薬草から、天然もの、無農薬、無化学肥料、有機肥料栽培などで育ったハーブたちを使って、古来より生活に根付いてきた、暮らしの伝統茶を野草茶に仕上げています。

Tabel


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