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OVE味噌づくり

味噌は出来るだけ多く仕込んで、長い時間をかけてゆっくり発酵させた方がよいため、OVEでは毎年30キロ以上の味噌をつくっています。すぐにはできないというのが味噌。立春までの1月20日から2月2日の期間「大寒」に仕込みをするのが一番美味しくできると言われています。

寒いほどに旨みが増す、自然の理


出来上がりまで1年くらいかかりますが、春夏秋冬さまざまな季節を経験して、美味しい味噌が完成します。 また、人の菌によっても味が変化し、誰とつくるかによっても違いが出るので、唯一無二の味噌ができあがります。
味噌づくりは、1年後をワクワクさせてくれます。

今回は、OVEでの味噌づくりの工程を動画で撮影しました。
お家で味噌づくりに挑戦してみようという際の参考にしていただければ幸いです。


味噌づくりの工程を簡単にご紹介します。
1.大豆を洗う。
2.浸水させる。大豆より3倍くらい多い水に浸す。 
3.一晩浸水させ、大豆がぷっくり膨れ上がる。
4.火にかける。アクをとる。
5.豆が顔を出したら水を足す。
6.豆の硬さチェック。指で簡単に潰れるかどうか。
7.豆をざるにあげる。
8.糀よく手でもむ。
9.樽に糀と塩を入れ、よくすりまぜる。
10.大豆を潰す。袋に入れて。(手・コップ・面棒など)
11.糀と塩が入った樽に大豆を入れる。
12.樽をよく混ぜ合わせる。
13.煮汁を加えて、硬さ調節。
14.空気が抜けるように敷きつめて、塩を表面に振りかける。
15.空気が入らないようにラップをし、重石をのせる。
16.蓋をし、ガムテープで周りをとめる。
17.作った日付と人、材料の分量を書く。
18.涼しい場所で保管する。



OVE味噌づくりに欠かせないのが、栃木県那須町こうじや”日野屋”さんの糀です。
そして塩は、島根県海士町”海士乃塩”天川の名水が流れ込む清らかな保々見湾の海水を使い伝統的な手仕事で丹念につくられている天然塩でつくっています。

OVEの味噌は、玄米糀を多めに入れているため、どっしりとした深みのある味噌に仕上がります。潰さないまるごと大豆も最後に少し入れているので、ごろっとした豆が味噌の中に入っていています。
まるごとの豆に当たると宝探しのようで嬉しい気分になりますよ。
煮汁も味噌汁に入れて美味しくいただきますので、すべて無駄がありません。

日野屋麹製造元


ふるさと海士「海士乃塩」


重労働で大変な作業ではありますが、何も難しいことはありません。
自分でつくった味噌があるだけで、日々の料理もより一層楽しくなりますよ。
自分の家だけで消費するには多すぎる・・・と思っても、周りのご親類やご友人、大切な誰かへの贈り物にも喜ばれるでしょう。
味噌づくりが、皆様にとっての日々の手仕事になりますように。


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