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冬至の長い夜に心と身体を温める

夕方になるとあっという間に日が暮れて真っ暗になり、夜が長くなったなと感じます。北半球において、一年で日の出から日の入りまでの時間が最も短い日を冬至と言い、今年は12月21日になります。日本や中国では日が短く、太陽の光が最も弱まる日であり、そこから再び力が甦えってくると前向きに捉えて「一陽来復の日」と呼ぶこともあるそう。

冬至に食べるとよいとされるのが、名前に「ん」が二つ入っていて、運を呼び込む「運盛り」と呼ばれる食材。冬至を境に運を盛り返し、縁起を担ぐ意味で食べられるようになったとか。また、現在ほど新鮮な野菜が手に入らなかった冬に、保存が効き栄養価が高い野菜を食べて、体を整えるという先人の知恵が生きた慣わしでもあります。



なんきん(南瓜)運盛り食材の代表格。
甘みを生かして出汁で素朴に煮るのも美味しいですが、スパイスと相性がよいので、シナモンや八角などの個性的な香りを付けた料理にも最適です。冬至=湯治という語呂合わせから、柚子湯に入るというのもよく知られていますが、柚子の強い香りが邪気を払うと考えられていて、さらに血行を促進する効果があるので、身体を温めて風邪を予防します。黄色の柚子は冬が旬なので、保存が効くジャムやポン酢にして長く楽しむのもおすすめです。


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