旅先で散走・・・さて、どこを走ろうか。。。
(前回からの続きです)
さて、旅先での自転車を確保したら、散走に出発!
。。。さて、どこを走ろうか。。。
「私は常に行き当たりばったり、(本当に)気の向くまま走るんだ!」
という方(筆者はそれに近い)もいらっしゃるかもしれませんが、あまりに気ままに走ったために「本当はこんなにすごいところがあったのに、何も見られなかった〜!」という失敗をすることがあります。
※ 経験者が書いているのだから、たぶん間違いない。それを笑い飛ばせる方ならば、気ままはおすすめです!
が。。。
充実した散走をしたいならば、走る場所のことをある程度は把握しておく方がよいでしょう。いまなら、ネットで検索すればそこそこの情報が手に入ります。これは出発前でも、現地までの移動中にもできます。気分も上向きになっていくのも良いところです。
現地に着いてからは、主要駅付近には大抵ある地図(掲示されているもの。「駅周辺案内図」みたいなもの)をまず見て大体の位置関係を把握しましょう。観光地であれば案内所(とパンフレット)なども利用できます。
レンタサイクルを利用するならスタッフからオススメを聞くのも良いかもしれません。聞いたからと言って感想を言わなければ。。。と思ってしまう必要はありません。
散走をするときに「〇〇しなきゃ」という縛りを設けると、楽しさが半減します。ゲームとして縛りを設けるのは面白いかもしれませんが。
特に、時間に追われてしまうのは避けたいので、可能な限り時間には余裕を持っておきましょう。行きたいところにも、優先順位をつけておくと良いと思います。
好奇心に忠実に
適当に情報を仕入れたら出発です。
※ 「適当」の度合いは人それぞれです。何度か繰り返すと、自分の「適当」が見つかると思います)
目星をつけた場所がある時は、大体の方角を参考に、そちらを目指してみましょう。ルートを検索して引かれた線の上を走るのも良いかもしれませんが、せっかく自由な自転車、ちょっともったいないかも。
走っている途中で気になるものがあったら、立ち止まってみましょう。適当でも良いので写真や短い動画を撮っておくと、あとで振り返ったり、誰かに伝えたりする時に便利です。
脇道を見つけたら、チャンスです!
「この道を進んでいったら、何があるのかな」
と思ったときは、迷わず入ってみましょう。行き止まりだったら、引き返せば良いのです。
※ ただし、間違えて人のお宅に侵入しないように、気をつけましょう。
かなり長い距離を進んだあとに行き止まりだった時の脱力感は、なんとも言えませんが、見知らぬ町の見知らぬ路地にはそれを凌駕する魅力がある。。。ときもあるのです。
自然の力に頼ってみる
天気や天候で左右されてしまうのですが、自然の力にも頼ってみましょう。
まずは太陽。晴れていることが大前提ですが、おおよその時刻がわかれば方角がわかります。また、太陽の高さからおおよその時刻を予想することもできます。朝焼け、夕焼けをみるためにわざわざ、景色のよいスポットを目指す、などということもあるかもしれません。
これからの季節であれば、陽の当たる場所を求めて走る。暑い夏ならば、逆に陰を探して移動する。それがきっかけで、偶然何かを見つけられたりすることもあるかもしれません。
曇っているときには、気分もどんよりしがちですが、ここはサクッと気持ちを入れ替えて、カメラ(やスマートフォン)を片手に町の風景写真撮影会をするのがオススメです。影が真っ暗に落ちないので「柔らかい」写真や「カタチ」を見せたい写真に向いています。
※ 逆に色を魅せたいときには、光があった方が良いでしょう。天候によって、やることを少しずつ変化させてみることで、いろいろな「満足感」が味わえます。
自転車では何かと嫌われることの多い「風」
風にだって頼れる時があります。
・路地に入ってみて、前方から風が流れてくれば、行き止まりではない可能性が高い。
・美味しい香りがただよってきて、ランチ(晩ごはん)の名店を見つけられる
など、ちょっと「職人技?」が必要かもしれないけれども、利用価値は低くありません。行き止まりに関しては、けっこう頼りになると、自分では思っています。(上手くいった記憶だけが残っていて、引き返した記憶は全て抹消しているだけかもしれませんが...)
島・半島を巡るなら(海が見たいなら)時計回り、湖を巡るなら反時計回り。そうすると、湖や海のすぐ脇を走ることができます。「自然の力」とは少し違うかもしれませんが。もちろん、車は右側通行の国に行くと、逆回りになります。
郷に入っては。。。
郷に従わなければならないわけではありませんが、地域ごとに「ローカルルール」のようなものが存在します。また、ルールとは言わないまでも「クセ」のようなものがあるところもあります。土地柄といっても良いかもしれません。
そういうルールやクセに気づくと「旅行している」感が倍増します。それに、対応できるようになっていれば、安全度も高まります。
ちなみに、下の写真はローカルルールではありません。
まずは、走ってみる
いろいろと書きましたが、まずは自転車に乗って走ってみることをおすすめします。行動範囲の広さ、小回りが効く便利さと、旅のワクワク感とで、楽しい散走となることでしょう。
「まとめ」
・「適当に」プランを立てましょう。楽しく情報収集!
・気になったら。。。立ち止まる。立ち寄る。行ってみる。
・自然を仲間に。
・土地柄を知って、快適に散走!
・まずは、散走してみる
蛇足
以前、堺に行ったとき。。。
レンタサイクルを借りようと思ったのですが、ホテルに貴重品(免許証)を置いてきてしまい、
自転車を借りることができませんでした。
悔しいので「堺散"歩"」をしたけれども、その日の他の予定(←大したものではない)はキャンセル、
ということがありました。
身分証明書ほか、必要なものは事前に調べておいて忘れないようにしましょう。