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冬の空

東京(関東地方)の冬空といえば、真っ青な空。
その真っ青な空に真っ白に雪化粧をした富士山が見える。そういう景色に出会うのが私にとっては冬の密かな楽しみなのです。

ところで「冬の空=真っ青」なのかというと、どうやらそれは関東地方を含む一部の地域の人だけが持つイメージのようです。(そのような記事がネットにも上がっていました。「グレー」が多数を占めていました)


そういえば今年の一月に金沢に行った時のこと。その日は天気が良くて晴れ空が結構見えたのですが、地元の方が「こんなことはめったにない!」と大喜びだったのに驚きました。冬といえば、ずーーーーっと「どんより」した雲が厚く空を埋め尽くし、1日に15分でも青空がみられれば「超ラッキー」だと。こんなに晴れ空が続くなんて、ありえない!

日本って広い!と感じた瞬間でした。

さて、関東に戻ります。

どかーんと晴れた皇居前の「パレスサイクリングや、水面が青く輝く霞ヶ浦、望遠レンズを使った超どアップの富士山。これらのように、関東地方の写真で空気の澄んでいる写真を見かけたら、それはほとんどが冬の撮影、それも朝のことが多いはず。湿度は低め、風は完全な無風ではない方が良い。そういう朝は、たいてい寒い。つまり、そういう風景に出会いたければ、暖かくして朝の散走に出かけるのがオススメ、というわけなのです。


そんな散走の後は、暖かい室内で、体の温まる食べ物、飲み物をいただきましょう!

冬晴れの日に写真を撮る際には、影の存在に気をつけましょう。冬の日差しは低いので、影が長くなりがち。日向と日陰の明るさの差が大きいので、影の部分が真っ黒に落ちてしまって、黒ばかりが目立ってしまうのです。太陽は思うように動いてくれませんので、撮影する対象が決まっている場合は撮影する時間が重要になります。もちろん、影ができるのを逆手に取って、陰影のあるドラマチックな写真を狙うという手もありです。

一方、どんよりした日に写真を撮るときには、逆に影ができないことを利用してみましょう。光が柔らかく全体を包み込むために、意匠の細かい近代建築や、屋根が大きくて影のできやすい神社やお寺などを撮影すると良いと思います。思い切ってモノクロ写真にしてみると、さらに「かたち」や「質」に注目した写真が撮れます。


あまり撮影に熱中しすぎると、体が冷えてしまうので、ほどほどに。

最後は寄り道しすぎて「カメラ散走」アドバイスになってしまいましたが、2020年の散走寄り道Talkはこれにておしまいです。

皆様、良いお年をお迎えください!


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