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カメラ散走のススメ…タテとヨコに気をつけよう

以前、カメラ散走のおすすめをしてからずいぶんと経ちました。前回は、被写体に「寄る」ことをご提案しました。今回はさらに「ちょっと」上手に写真を撮るためのコツをお伝えします。


今回のテーマ
「縦の線と横の線を意識しよう」

写真を撮る時、画面の中にある線のなかで、縦横の方向に目立つもの(水平線や電柱、煙突、ビルなど)が、画面のタテヨコの外枠と「なるべく」平行になるようにしてみましょう。同時にタテヨコの基準となりそうな「目立つ」線を画面の中で探すことも重要です。

少し上達すると、動きを出すために画面をちょっと傾けたりすることもあるかもしれません。そんな場合でも、画面のどこかに外枠と平行な線を潜ませておくと、写真が安定します。(適当に傾けていると、一見格好良くてもそのうち疲れてきます)
テーブルフォトでも活用できます。試してみてください。

カメラはもちろん、スマートフォン等でも、画面上に"グリッド"を表示させることが出来るものが多いと思います。積極的に活用してみましょう。意識して撮影していれば、気がついたら無意識にタテヨコが決まるようになってることでしょう。

が、ときには弊害?もあります。急坂を自転車で上っている写真を撮りたいときに、ついつい道路が画面の中で平行に近くなるように無意識にカメラを傾けてしまい、傾斜を緩く撮影してしまう、などということが起こるのです。逆に、わざと急坂に見せる方向にカメラを傾けるのは、なんとなく体が無意識に抵抗したりするのです。

人間には、平衡感覚というものがあるということに気づけます。だからこそ、タテヨコがはっきりキッチリしている写真は「ちょっと」上手に見えるのかもしれません。




<まとめ>
・縦の線、横の線を意識しましょう。縦は垂直に、横は平行になるようにすると、写真が安定します。
・画面を傾けると写真に動きが出ますが、画面のどこかにタテヨコの枠と平行な線を潜ませておくと、動きがありつつも安定した(上手く見える)写真が撮れます。

※ 撮影の際は周囲の安全を確認し、自転車を停めて撮影することをお勧めします。



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