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自転車お出かけスポット~イベント編~「クリテリウムを観戦してみませんか?」丸の内クリテリウム

「東京駅とロードレーサー」初のコラボレーションが幻想的な非日常的な空間を生み出していました

【クリテリウムとは】

自転車ロードレースの一つで、通常1周1~5キロメートル程度で、主に平坦基調のコースを何周か回って順位を競うレースのことで、公園の通路や市街地等の公道を交通規制して行われます。そのため観客との距離が近く、何周も回ってくる選手を見ることができるため、通常の長距離レースのように一瞬で通り過ぎてしまう・・・ということなくゴールするまでを楽しむことが出来ます。勝敗はロードレース形式 ( ゴールの着順を競います)や、ポイントレース形式 (一定の周回ごとにポイント周回が設定され、ポイント周回の上位通過者から順に得点を付与、最終ゴールの着順ではなく合計得点の多い順で勝敗が決まる)があるため、レースによっては最終ゴールだけではなくその都度迫力のあるレース争いを楽しむことが出来ます。
今回はそんな迫力あるレースが、なんと!!東京駅の真ん前で、しかもナイトレースが楽しめるという、初開催「丸の内クリテリウム」を観戦してきましたのでその模様をお届けいたします。


東京駅の真ん前と皇居をまっすぐつなぐ丸の内 行幸通りを交通規制し特設会場が作られました。


日本とは思えないような光景です


日本で活躍している選手が目の前に・・・

【丸の内 行幸通り特設周回コース】

今回のイベントは、2020東京オリンピック・パラリンピックのレガシーを残していくために企画された「GRAND CYCLE TOKYO」の一環として、東京都の支援を受けて三菱地所JCLプロロードレースツアー2023のエキシビジョンレースとして開催されました。そのため参加選手は8チームから2名ずつ、計15名と少人数、設定コースも1周約400mのコースという短い距離を60周、そのうち35周目、45周目、50周目に周回賞が設けられたレースとなりました。会場は、東京駅の目の前というありえない絶好のロケーション。もちろん交通規制がかけられた専用コースです。更には夜のクリテリウムという事で、選手の車輪には特別に小さな電飾が付けられ、きらめく街のネオンと東京駅や仲通りのライトアップと共に幻想的な時間が作り上げられました。自転車レースの迫力だけではなくその美しさも相まって、何も知らずに通りかかった人々も足を止め、目を奪われていくのでした。そのためコース脇にはびっしりと観客が張り付き、周回するごとに選手に応援の拍手を送りました。場所によっては柵で仕切られたコースと観客との距離は手を伸ばせば触れられそうなほど近く、選手が切っていく風を感じることができました。今回の会場は直線距離が短いため通常レース程の速度にはならなかったかもしれませんが、毎年行われるさいたまクリテリウムでは50名を超える大勢の選手が最高速度80キロにもなるスピードでせめぎあう・・・皆様、そんな集団が自転車に乗ってそんな速度で走っていく姿を想像できますでしょうか?「格好いい・・・」。個人レースなので選手の抜き差しの駆け引きも見どころです。





【日本で行われる主なクリテリウム】

「ジャパンカップサイクルロードレース」
国際自転車競技連合(UCI)より、日本で唯一、プロシリーズ”に認定された、アジア最高位のワンデーロードレース。(ロードレースには、1日(1レース)で完結するワンデーレースと、2日間(複数ステージ)以上に渡って開催されるステージレースがあります)世界最高峰のロードレース「ツール・ド・フランス」や「ジロ・デ・イタリア」といった世界のトップレーサーも来日する『自転車のまち宇都宮』で繰り広げられるトップレースです。2012年は大会が3日間に渡って行われ、2日目にクリテリウムが開催されました。

「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」
世界3大自転車レースといわれる「グランツール」①ツール・ド・フランスジロ・デ・イタリアブエルタ・ア・エスパーニャ。その中の1つ、ツール・ド・フランスで総合優勝者を含む各賞ジャージ獲得者やステージ優勝選手らが、さいたま新都心駅周辺に作られた会場でレースを繰り広げる夢のような大会。自転車競技界のスーパースターを間近で見られるお祭り的な大会です。そのため感染者数も約10万人!とものすごい人気です。世界で戦うトッププロレーサーの迫力ある争いを目の当たりにするとテンションは最高潮。こういったきっかけは今まで興味が無かったことにも目が向くチャンスだと思います。

「ジャパンサイクルリーグ(JCL)」
2021年に最初のシーズンが開幕した日本のプロサイクルロードレースリーグ。「自転車を通じた地方活性化促進」を目指し、リーグ加盟はいずれも地域密着型の活動が特色のプロチーム。「日本のロードレースを変える、世界へ挑戦する」が最大ミッション。全国各地で大会が開催され2023年度は今回の丸の内クリテリウムのエキシビジョンを皮切りに3月から公式戦がスタート。栃木県、広島県、山口県などでもクリテリウムが開催されます。

「全日本学生ロードレースカップ 明治神宮外苑大学クリテリウム」
全日本学生ロードレースカップ最終戦としてその総合優勝者を決定し、クリテリウムにおける大学対抗優勝校を決定する大会。将来学生自転車競技者となる若年層の拡大に向けて、小・中学生ならびにその両親の年齢層にサイクル・ロードレースの楽しみを体験する機会を提供することをも目指している為、プログラムには小・中学生及びパラサイクリングやマスターズなどのタイムトライアルレースも含まれており幅広い年齢層が参加、観戦を楽しむことが出来る大会です。

今回のようなナイトクリテリウムが行われることは稀ですが・・・、まだまだ他にも開催されていますので、ぜひ検索して近くで行われるクリテリウムを観戦してみてください「自転車」という乗り物の常識が覆されると思います。

また環境にやさしく、健康にもよい自転車を更に身近なものとするため、自転車に関する様々なイベント等を行っていく「GRAND CYCLE TOKYO」プロジェクトの今年度の活動日程が発表されました。
昨年度開催され何百倍もの当選確率だったと噂の「レインボーライド(レインボーブリッジを自転車で走ることが出来るイベント)」やスポーツサイクル初心者なども参加できる周回型の都民参加型レースなど開催される予定ですのでこちらもぜひチェックしてみてください!
「GRAND CYCLE TOKYO」



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