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冬の雪国でも自転車を満喫!!長野県飯山市「ファットバイクで豪雪ツーリング」に参加してきました!


皆様はFAT BIKE(ファットバイク)という自転車をご存知ですか?東京でも乗っている方を拝見することがあるのですが、4インチ前後のものすごい太いタイヤを履いているマウンテンバイクなんです。もともとは極寒の地、ミネソタの氷結路や雪上、夏場はビーチを走れるような自転車を作りたい!ということで開発された自転車なんです。見た目に反して漕ぎは軽いし、何より体験したことのないホンワカとした乗り心地でゆっくりと自転車を楽しむことが出来るんです。


そんな自転車をいち早く導入し、豪雪地帯の冬も自転車で楽しんでもらおうと動いたのが長野県飯山市。北陸新幹線が止まることになり、駅も一新!駅の1階にあるアクティビティーセンターには電動アシスト自転車からファットバイクまで数種類もの自転車はもちろん、長靴、スノーシュー、レインウエアー、寝袋、テントなどなど、様々なアウトドアグッズのレンタル品が用意がされています。


ここでは「手ぶらノープラン」で出かけても自然相手に「楽しむ」、「遊ぶ」をしっかりとサポートしてくれます。もちろん機材のレンタルだけでなくツアーも充実。トレッキング、フィッシング、カヌーにラフティング、パラグライダーなどなど、飯山を含む9市町村「信州自然郷」のありとあらゆる遊びを楽しんでいただける準備が整っているのです。


そんな中、今回わたくしOVE散走担当松田が体験してきたのは「ファットバイクで豪雪ツーリング」という東京では絶対に体験できないツアー。2月最後の週末、雪国での自転車遊びを体験することで、またまた自転車の楽しみ方を増やして参りました。東京からこちらに移住してきたというガイドのサトルさんを先頭に、長野市からいらした女性と共に雪にまみれて遊んでまいりました。



レンタルのヘルメットとファットバイクを借りていざ出発!
まずは駅前にある雪広場のようなところで雪の上を走る練習をしました。残念ながらこの日は気温が上がり、雪の状態があまりよくありませんでした。ファットバイクといえど「べた雪の平地」ではなかなか前に漕ぐことが出来ません・・・しかし楽しむことを諦めるわけにはいきません。こんな時、楽しいのはそう・・・下り坂!!転んでも痛くなさそうだねと言いながら二人で小さな坂を押して上り、シャーっと下ってみると、童心に帰ったかの如く「ワーッ」と声が溢れでました。楽しーい!
いままでの自転車では味わったことのない感覚。ガイドのサトルさんには「いきなり坂に挑戦ですか!」と驚かれてしまいました(笑)


しかし、ここではしゃいでばかりはいられません。早速ツアーへ出発です。車道へ出てみると、雪深い地域では除雪がしっかりされており、車道は東京と同じくらい普通に自転車で走ることが出来ました。そんなところをファットバイクに乗るとどうなるか?タイヤに空気がたくさん入っているのでものすごくクッション性が良く、ふんわりソフトな心地よさ。決して走りが重たいというわけではなくゆったりと走りたくなるという感覚。雪だろうが何だろうが何も心配することなく「雪?いいよべつに」といった感じです。



せっかくなので雪の上を走りましょう!ということで千曲川の河川敷へ。条件がそろえば「凍み渡り(しみわたり)」というオーロラよりも珍しい(笑)と言われる現象の中を走ることが出来るそうです。凍み渡りとは緩みはじめていた積雪の表面が夜間の放射冷却で凍って、雪原の上を普通に自転車で走りまわることが出来るという一年の内でも数日出会えるかどうかという貴重な現象とのこと。この日も早朝、凍み渡りが出来ていたという情報を聞きつけ訪れてみましたが、残念ながら間に合いませんでした。凍み渡りの上を走る感覚は何とも言えない不思議な感覚だそうで、雪国の人でも興奮するそうです。気象条件に左右されるので本当に染み渡りに出会うことが出来た人はラッキーとのこと。


雪道を抜け今度は飯山の街を散策します。都会では自転車スタンドが無くて立ち寄りも困ってしまいますが、雪国では、雪にハンドルバーを差すだけでスタンドになります。雪も使いようですね。便利!!



途中立ち寄った飯山城址跡。ここの石垣の積み方は特徴的で一つの石を中心にして周りを見ると花の形になっているそうです。どうでしょう?見えましたか??




飯山と言えば伝統工芸品にもなっている仏壇が有名。「雁木(がんぎ)」と呼ばれる雪よけアーケードが特徴で、全国でも珍しい「仏壇通り」と呼ばれる通りには今でも十数軒もの仏壇・仏具店が軒を連ねています。そこを自転車で走っていると目に飛び込んできたのが「金箔トイレ」という張り紙。残念ながら冬は閉鎖されているようなのですが、飯山仏壇の特徴でもある「金箔」がトイレにも・・・気になって仕方がありませんでした。また、児童公園では東京では目にすることのない光景が。冬季ブランコなどは上の方に括り付けられ、雪解けの際に重みで曲げられないように遊具には添え木がしてありました。こんな風景も雪国ならではだと思いました。


飯山と言えば伝統工芸品にもなっている仏壇が有名。「雁木(がんぎ)」と呼ばれる雪よけアーケードが特徴で、全国でも珍しい「仏壇通り」と呼ばれる通りには今でも十数軒もの仏壇・仏具店が軒を連ねています。そこを自転車で走っていると目に飛び込んできたのが「金箔トイレ」という張り紙。残念ながら冬は閉鎖されているようなのですが、飯山仏壇の特徴でもある「金箔」がトイレにも・・・気になって仕方がありませんでした。また、児童公園では東京では目にすることのない光景が。冬季ブランコなどは上の方に括り付けられ、雪解けの際に重みで曲げられないように遊具には添え木がしてありました。こんな風景も雪国ならではだと思いました。


雪で遊んで美味しい物をゲットして飯山の魅力を堪能できたあっという間の3時間。飯山は山の幸、ひと山超えれば新潟からの海の幸、海あり、山あり、川あり、雪あり、温泉あり!!遊びも食も資源に満ち溢れた場所でした。

冬の間、日にち限定ですが戸狩温泉スキー場のナイターゲレンデを貸切りファットバイクでダウンヒルを楽しむ「雪チャリナイター」が開催されています。大人気のこのイベント。私も一回参加してみたい!本年度は終了してしまいましたが、また来シーズンお出かけしてみてはいかがですか?
自転車といっても遊び方は様々。皆さんも色々な自転車の楽しみ方体験してみてください!きっと自転車の価値観が変わりますよ!私はそれで人生が変わりましたけど・・・(笑)


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