散走をしてみたいけれど、どうやって自分でルートを作っていったらいいのかわからない・・・」「どういう風に道を選んだらいいんだろう・・・」「自分の散走を楽しんでみたいけれど、交通ルールが良くわからず、一人では車道を怖くて走れない」など散走を楽しみたい気持ちがあるのにわからないことや不安が多くていつも誰かの後ろを走ってしまうということ、ありませんか？
良くわからなくてもまずは自分のしたいことを思い描いて散走ルートを作ってみましょう！という「私の散走入門」。自分の好きなように楽しむことができたら、偶然見つけた素敵なお店に飛び込んでみることだって自由にできちゃうんです！

まずは自転車に乗るにあたっての基本的な交通ルールを勉強した後、散走プランの作成です。自転車で「行きたいところ」、「好きな場所」、「道」、「食べ物」などとにかく興味があるものを思い浮かべて付箋に書き出し貼り付けていきます。

その中から散走プランにつなげられそうなものを選んで結んでいき、散走の「題名（テーマ）」を考えます。どこを通ってどう行くかなどの細かいことは考えなくても大丈夫です。まずは何をしたいか？どこへ行きたいのか？等、散走プランを想像し、2人ペアで互いの散走プランを深めていきます。実際、その散走を楽しむ時には、途中面白そうなコトやモノがあったら立ち寄ればいいし、予定通りに行きたいところに行けなくたっていいんです。想定外の「発見」があればあるほど散走は面白いんです。

1日で回れなくたってまた次の機会にその続きを楽しめばいい訳ですから・・・決めたところに「いかなくてはいけない」という決まりもありません。行こうと思った目的地までの道中、「この道は通れるのかな」「この道を行ったらどこに通じるのかな？」など、小さな好奇心をもって冒険すると、様々な発見につながっていきます。「自転車で走ること」自体が目的ではありません。目的地までの道のりをいかに楽しむかが散走の醍醐味となります。その日走った距離が５キロだって１０キロだって構わないんです。その時間の中で「どんな景色に」「どんな出来事に」「どんな偶然に」出会えたかということがなによりも大切になっていきます。

というわけで講座当日のプランづくりはここまでで終了。あとは後日、実際にそれぞれの目的に向かって迷子になりつつも実走していただけたら…それが「私の散走」の第一歩となります。
次に大切なことは安全に自転車で走るということ。実際に車道を走ると危険なことがたくさんあります。「車の左折専用レーンを自転車は直進しなければならない時、どうやって安全の確保をしますか？」「大きな交差点を右折をするとき、2段階右折ができますか？実際にそれを実行するときに危険なことはありませんか？」などなど実例を交えて車道を走るときの注意点を学んでいきながら、散走で走るならこういった道を探して走ってみると面白いですよという紹介をして走っていきます。

OVE周辺にある大通を避け、裏道を通ると、狭い路地の正面に「どーーーん！」と正面に新国立競技場が現れます。誰もが目にする国立競技場の姿ではない角度からの姿を見つけると特別感を感じで嬉しくなります。狭ーい道を通っていくと「こんなところに出るんだ！」と盛り上がったりもします！途中雨がひどくなり雨宿りを兼ねてお参りした「鳩森八幡神社」では当時と同じ場所に現存する富士塚としては都内最古と言われるのものを拝見、人が積み上げたものとは思えない大きさにびっくりしたりしました。と、短い時間ではありましたが、散走の楽しさを体験しつつ、交通ルールを守りながらも自分の身をまもる為の走行の仕方を体験していきました。一人でも多くの皆様に散走の一人立ちをしていただけるようサポートして参りたいと思いますので、一人で走ることに少しでも不安のある方は是非OVEのがっこうにご参加ください！