祝・世界文化遺産登録「堺打刃物伝統工芸士」トーク&研ぎ体験
サンフランシスコや、パリ・ベルギーなどひっぱりだこになっている堺打刃物 伝統工芸士 田原さん。日本の伝統工芸・堺の包丁が価値ある道具として、世界の料理人に愛用されています。
今もなお現役で活躍されている田原さんから、研ぎの技術を実演いただき、参加者各々自宅にある包丁をご持参いただき、研ぎ体験を行いました。
僅か1時間足らずで、研ぎのコツをつかまれた参加者の皆さま。ご持参された包丁はすべてキレッキレ!で「今日は魚を買って、料理するのが楽しみ♪」と喜んで帰られました。
自転車産業のまちとしても世界に知られている堺は、今年、百舌鳥古市古墳群が世界文化遺産に認定され、海外からも多くの方が訪れるようになってきました。歴史と伝統文化が息づいたまち堺では、SAKAI散走(さんそう)の輪が広がっており、暮らす人・訪れる人との交流に自転車が活用されています。大阪・堺へ訪れる際は、ぜひレンタサイクルやコミュニティサイクルで伝統産業会館など巡ってみてはいかがでしょうか?
<講師プロフィール>
堺打刃物伝統工芸士 田原俊一(たはら しゅんいち)
約110年続く刃付け(研ぎ)職人の家系の3代目。 昭和41年(1966年)から家業に従事。以来、現在までおよそ半世紀、堺打刃物専門の刃付け職人として活躍している。米国のシェフや料理関係者等との親交も深く、平成25年(2013年)からカリフォルニア大学(UC)デービス校の日本での文化体験講座で和包丁の講師を務めている。
-- 主な受賞歴 --
2002年 国指定 伝統工芸士認定
2005年 大阪府知事表彰
2006年 堺市商工功績者表彰
2008年 近畿経済産業局長表彰、堺市マイスター認定
2011年 大阪府優秀技能者(なにわの名工)認定