車輪と出会いの演劇ごはん
生きるために欠かすことのできないリアルな行為である「食べる」ということを見つめなおす機会をご提案している「演劇ごはん」。自分たちが食べているモノはどういうモノかを知ることは「食べる」＝「生きる」ということの幅を広げ、食べるものを選択する楽しみも増え、より健康的で豊かな生活に繋がっていくのではないか？と活動を広げている役者さんたちによる新しいエンターテイメント。
「お芝居のライブ感」と「食べて生きるライブ感」を掛け合わせて、五感をフル活用するお芝居が「散走（さんそう）」をテーマに描かれました。
今回のあらすじは、散歩、ではなく、「散走」から始まる物語。車輪の回転とともに移り変わる景色。ギアを変え、交互に踏み込む両足、上昇していくスピード。高鳴る鼓動は新たな出会いへの期待？身体を撫でる風、やがてブレーキとともに訪れるのは…。心地よい秋風が吹き抜ける季節、2019年を駆け抜ける演劇ごはんにお届けいただいたのは、自転車にまつわる物語。五感が喜ぶ秋の新感覚エンタメ、お腹いっぱい召し上がっていただきました。
10 月のOVEは日本が誇る3 つの湖の魅力をご紹介しているので、散走している気分で各地の食材をお楽しみいただきました。この農家さんに行ってみよう！」「美しい水田風景を見に行こう！」そんな旅の楽しみや目的が発見できるかもしれません。琵琶湖からは天然のさかなと一緒に育った “ 魚のゆりかご水田米 ”浜名湖からは圧倒的な鮮度の良い海の幸、霞ケ浦からは 蓮根やローズポークなど、地元の方おすすめの食材を取り寄せしてOVE カフェ流にアレンジ。前菜、煮物、土鍋ごはんにOVE 特製味噌汁 など身体に優しい食事をご用意しました。
＜メニュー＞
・ ウェルカムドリンク
・ OVE契約農家のオードブル
・ 海の幸のマリネードと果実
・ 梅と自然薯の冷製ヴィシソワーズ
・ 白キクラゲと豚のきのこ豆鼓煮
・ 土鍋ごはん ひじき・蓮根結び
・ お味噌汁
・ 甘味
今回は、青山周辺の自転車フレンドリーな３店舗（TORQUE／GLOCAL CAFE／OVE）で同時期に開催しました。同じ作品、同じキャストで、お料理は各お店のコンセプトに合わせてカスタマイズ。場と料理が変わると演劇の楽しみ方が変化するのが「演劇ごはん」の魅力です。
今回はじめて参加された方も、また演劇ごはんに行きたい！思った方は多かったのではないでしょうか。OVEで初めて開催した「演劇ごはん」は感動して泣いてるスタッフもいたほど？（笑）関係者の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいになりました。まだご覧になっていない方は「演劇ごはん」を体験されることをおススメします♪
＜関わってくださった演劇ごはんスタッフ皆さま＞
脚本・演出：一宮周平さん
制作：菅沼太郎さん
宣伝美術：小林幸さん
出演者：小濱晋さん、関田剛志さん、馬場史子さん、宮本すずよさん、薬師寺尚子さん、山田健太郎さん
協力：あサルとピストル、INNERSPACE、劇団ラチェットレンチ、パンチェッタ、マグズサムズ、やまだのむら（順不同）
