EVENT OVE散走&ショップイベント
OVE散走レポート
2023/7/8 Sat

レポート 夏の夕涼み・横浜散走

梅雨明け前でコロコロと変わる天気予報に怯えながら迎えた週末、出発時刻が近づくにつれて、どんよりした雲の切れ間が少しずつ広がり出す。雲と青空が綱引きをしているような空を見ながらの散走となりました。

強めの風が吹くなか、集合したのは関内にある喫茶店「コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ」。スペシャルルームでオリエンテーションを行いました。店内は豪華絢爛。テーブルにはキラキラと、巨大にシャンデリアが下がっているのでした。




横浜といえば、ベイスターズとピカチュウなのです


お店の裏にある駐車場で自転車のフィッティングと準備体操をしていざ出発。
「関内」と「関外」の間にあった関所の跡へ。
横浜は開港後、開港場(外国と貿易をするために開校した港の部分)の入り口に関所が設けられ、関所の内側すなわち居住区側を「関内」、関所の外を「関外」と呼んだのです。

※関内と関外の間は川(水路)で隔てられていて、木橋がかかっていたが、のちに日本で二番目の鉄橋が架かり、現在の五番目の橋の下には水路ではなく首都高速が走っている。

関所跡から海に向かって伸びる道は「馬車道」。通りには近代建築も残っていて、近代の横浜の歴史に思いを馳せることができるのです。


みなとみらい地区をちょっと眺めてから次に向かうのは「野毛」。立派な飲み屋街があるのは知っていたのですが、「酒飲みの聖地」と呼んでも過言ではないレベルというのは知りませんでした。まだまだお天道様が高い時間帯でしたが、気持ちよく酔っ払っている方々がそこらじゅうにいて、シラフながら楽しい気分に浸りながら街を抜けます。



続いて福富町から黄金町、長者町と縁起の良さそうな名前の街が続きます。怪しい雰囲気と新しい空気が混ざるこの界隈。大岡川の南側、中村川との間に広がる土地は吉田新田という江戸時代に開拓された広大な埋立地。新田内で掘り当てられた大井戸や、新田を開拓した後勧進した日枝神社、新田の中央を走る水路だった大通公園などを通りつつ、現在の街並みの変化も楽しむのです。大通り公園で将棋を楽しむ人たちなど、思い思いの週末を過ごす人をを眺めていると、「ヨコハマ」という言葉から想像されるイメージよりも、ずっとローカル色の強い街と人とを見ているように思えます。


その集大成が、吉田新田エリア終盤のハイライト「よこはま橋商店街」。この時間帯は自転車乗り入れ不可のため、長い商店街を押して歩きます。東アジアや東南アジア、国際色豊かな店が点在する間には肉屋や八百屋などがひしめき、チェーン店はほとんど見つかりません。地元感満載のアーケードは、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさがあるのでした。




そこから商店街の先につながる三吉橋商店街を抜けて中村川を渡河。山手の尾根道へ向かいます。緩く上り始めたな、と思っていたら突然急坂が目の前に現れますが、躊躇せず自転車を降りて押して上ることにしました。それでも、なかなか大変な坂。ついつい俯きがちになってしまいますが、後ろを振り返ると横浜の絶景が見えてくるのです。
坂の途中に公園があったので小休止。相変わらず吹き続ける風が、とても心地よく、ついついゆっくりしてしまったのでした。



山手の尾根道に入ると次第に"地元横浜'な感じは薄れ広大な御屋敷が見られるようになります。教会や女子校、山手らしさが極みにいたるところにあるのが「エリスマン邸」。ちょっと休憩がてら中を見学します。さらに港の見える丘公園では港の景色とバラ園を散策。


坂を一気に下ったら、海沿いの道を山下公園から赤レンガ倉庫まで。マリンタワーの下ではハワイアンショー、赤レンガ倉庫では島フェアなどなど、港ヨコハマは盛り上がっているのでした。
万国橋、日本大通りから中華街へ。もちろん向かうのはいつもの「順海閣」です。



ビールとノンアルコールビールで乾杯をしてから、次から次へと注文をしてはワイワイ食べるを繰り返します。今回は「厳選130品目時間無制限食べ放題」。いやいや、食べ放題と言われてもそんなに食べられるものではありません。お腹いっぱい、笑顔いっぱい、満足感いっぱいでお店を後にしたのでした。



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