EVENT OVE散走&ショップイベント
OVE散走レポート
2023/6/13 Tue

レポート 平日もOVE散走で社会見学「歴史・文化を刻む施設をハシゴする」

今回見学した施設は、館内撮影禁止のため、館内の写真はありません。ご了承ください


結論から言うと、とても面白くて満足度は高かった(←自画自賛します!)のだけど、ハシゴというほどいくつもの施設を回ることはできませんでした。

さて、OVEの近所にはさまざまは美術館等の見学施設があるのですがl「実は行ったことがあるところはそれほど多くはないのではないか」ということから始まったこの散走、最初に立ち寄るのは
・あるのは知っているけれども、そもそも何なのかわからない
と答える人が多いと思われる「絵画館」
そもそも「絵画館」という名前にもかかわらず、中に絵があることを知らない人が多いのではないか、と思ってしまうほど、中を知られていない施設なのではないでしょうか。


さて、その絵画館ですが、正式な名称は「聖徳記念絵画館」。明治天皇の一生が80枚の絵(前半40枚は日本画、後半40枚は洋画)に描かれl、展示されているのです。まさに「目で見る明治史」(絵画館の正面にある銅板に書かれていました)
建物自体の竣工は大正15年。当時の著名な画家が描いた絵が全て収められたのは昭和11年。描いていた画家が亡くなり、御子息が完成させた、という説明もありました。

岡山県産の花崗岩で囲まれた建物そのものも重要文化財に指定されています。

絵画の中には神宮外苑周辺に今も残る史跡が登場したり、当時の東京の街の様子や現存する施設の当時の姿・役割などが描かれているものもありました。そのため、絵画館の見学後、移動を始めや否や、入館前にはなかった知識が活かされ、散走にぐーんと深みが出たのです。

そんなわけで、絵画館を出た後、神宮外苑周辺の明治天皇ゆかりの場所を訪れながら、次の目的地である迎賓館を目指すのでした。


そのまえに。。。迎賓館周辺に着いたところで、すでにお昼だったので、四谷寄りにある若葉東公園にできた「迎賓館赤坂離宮前休憩所」に立ち寄ってお昼を食べることにしました。

休憩所という名前ですが、実際は休憩所というよりも、案内所兼カフェテリアという体裁の建物で、本体は地下一階に潜っていて、中にはには噴水まであるという、なかなか手の込んだ「休憩所」なのでした。


食後は「ハシゴ」2件目の迎賓館

京都に迎賓館ができたため「迎賓館赤坂離宮」と呼ばれるようになりました。
以前は、5月ごろにこっそりと総理府(→内閣府)から広告が新聞に載り、それを見つけたら往復葉書で応募、抽選で当たった人だけが、(だいたい)8月の上旬の数日にまとめて参観、というシステムだったのですが、現在では要人来日のための本来業務(つまり賓客をお迎えする)が無い時には自由に(有料です)見学ができるようになったのです。

さて、学習院側の門から中に入ると、敷地のしたには首都高速4号線が走っているのがわかります。セキュリティーチェックを受けてから入館券を購入すれば、いざ、入館。


館内は階段の手すり以外は基本的にタッチも禁止。もちろん撮影も禁止。中に入って実際に歩いてみなければわからない。
それと、見学する4つの部屋の説明が部屋の中で流れているのだけど、よく聞こえないし気が散るので、入り口に置いてある説明文(耳の聞こえない人のために、説明の原稿が置いてある)を持っていくと、わかりやすいので、これから迎賓館に行こうという方にはおすすめです。
見学を終えたら迎賓館の裏庭へ。裏側から迎賓館を見るには、中に入るしか無いので、これはこれで貴重な姿なのです。


表側にもどるとおなじみ迎賓館の正面の姿を間近に見ることができます。

前にはにはカフェ(キッチンカーが2台、椅子テーブルとパラソルが置かれていて迎賓館を眺められる)があったり、正門脇にはお土産売り場があったり。
「うーん、どうなのよ」
と思ってしまうこともありましたが、それが全く気にならない経験ができると思います。散走コースとして強くおすすめしたい!

残り時間があまり無くなったので、どうしようかと思いながら走り出したのですが、わかばの鯛焼きについつい惹かれてしまい、鯛焼きをお茶でこの日のOVE散走を締めくくったのでした。


迎賓館の上にいる武将があまりにも「キャラ」っぽく(冗談かと思った)、一度目に入ったが最後、筆者のアタマの中はこのキャラのことでいっぱいだったのでした。
そもそも、あの洋館の上にこのようなキャラがいるなんて。。。



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