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OVE散走レポート
2023/1/7 Sat

レポート 開運!七福神散走2023

2023年最初の散走は、お馴染み七福神散走。
ルートは、OVEでは3回目となる「新宿山ノ手七福神」。
神楽坂から歌舞伎町まで新宿区の東側をぐるりと巡ります。


七福神巡りの舞台へ

いつものようにOVEを出発、秋以降毎回のように通ってきた銀杏並木も、すっかり葉が落ちて冬の装い。体を動かしているからか、思ったほどの寒さは感じません。

四谷怪談のお岩さん所縁の於岩稲荷。縁切り、縁結びでお利益があるとのことで、縁結び関連のシュールな電柱広告が続いています。
新宿通りを渡って荒木町の飲屋街、靖国通りの先、曙橋の飲食店街(コリアンフードの店がたくさんある)に入ると、じつはもう七福神巡りのエリア。
東京女子医大を抜けたら、最初のお寺、経王寺です。

経王寺


大黒天をお祀りしています。
最初に色紙を買って、そこに御朱印を集めていくのが王道ですが、新宿山ノ手七福神では小さな神様の像を集めて宝船に乗せるというものもあり、さらにはお寺独自の企画というものも存在しています。
さて、経王寺は色紙そのものが他の寺社と違い、金色の色紙になっていました。

色紙を買う人、おみくじを集める人、普通にお参りする人、思い思いの方法で七福神巡りのスタートです!

そういえば、大黒さんをお参りする時、傍に打ち出の小槌が置いてありました。3回振ってお願いをすると良いそうです。


善國寺


続いて「神楽坂の毘沙門様」善國寺の毘沙門天をお参りします。経王寺からは、大久保通りと並走する裏道を走りました。適度な道路幅のため、車がほとんど入ってこない道は、歩行者に気をつけながらものんびりと走れる良い道なのでした。
急に人の密度が増えてきたら、そこは神楽坂。毘沙門様へのお参りが済んだあと「そういえば近くに、有名な和菓子屋さんがありますよ」と提案があり、甘納豆が有名というお店「五十鈴」へ向かいます。お店に入ると、なんと「出来立て」と書かれたどら焼きが並んでいるではありませんか。これを買わない訳には行きません。このあとすぐお昼ご飯だったのですが。



ランチ

ランチはチーズ料理のお店「フロマティック」
木を基調にした明るい店内は、チーズの香りで満たされています。
ここで思い思いのランチを選択。圧巻は、ハンバーグやお肉にとろとろのチーズが乗せられる瞬間。
見た目のボリュームはそれほどでもないのに、十分な満腹感が味わえ、腹持ちが良くて夕方までお腹も空かない、まさにチーズのパワーを見せつけられるランチなのです。
なによりも、お店の雰囲気と、スタッフの方々の人当たりの良さで、お気に入りリストの上位にランクインするお店なのでした。


食後の腹ごなし

お腹が落ち着いたあとは、ゆっくりと西へ向かいます。神楽坂からエイヤッと坂を上って、市ヶ谷にかけての台地の上を真っ直ぐに伸びる道を走っていきます。江戸時代御家人の屋敷が行儀良く並んでいたためか、道が真っ直ぐに伸びているのです。市ヶ谷に近づくと、ガラス張りのビルと緑の遊歩道が美しい(でも自転車は通れない)大日本印刷の敷地を横目に見ながら、防衛省の脇を抜けていきます。その先からは、また細い道が網目のように広がっている山の手の街並みです。



怒涛の三連荘・厳嶋神社、永福寺、法善寺


再び女子医大の前を通って、細かい道を縫っていくと、法善寺に到着。じつは法善寺(寿老人)、厳嶋神社(弁財天)、永福寺(福禄寿)は非常に近い場所にあるので、徒歩で三つ回ることにしました。
弁財天の御朱印、通常は法善寺から自転車で1−2分のところにある西向天神社でいただくのですが、正月7日間だけは厳嶋神社でいただくことが出来るのです。
この3寺社を巡っている時には、新宿山ノ手七福神の紙袋を手に提げて歩いている人々を多く見かけました。午後になってたくさんの人が動き出したようです。御朱印をいただくための行列を回避するために、順番を工夫しながら、厳嶋神社、永福寺、法善寺と巡り、さらに西に向かいます。




稲荷鬼王神社


明治通りを渡ると歌舞伎町のホテル街を抜けて稲荷鬼王神社に到着します。年始にはちょっと変わった企画?で境内が飾られているこの神社、今年は古人の名言集が掲示(展示?)されていました。本殿脇、恵比寿社脇にそれぞれ水琴窟があったり、「国内随一の鬼の王様を祀る神社」という説明などのほかにも、親切な解説文が用意されていたりと、神社のことがよくわかる、見どころの多い神社なのでした。


新宿・大久保は別世界?


この稲荷鬼王神社は区役所通りのほぼ北端、職安通りの交差点近くにあります。その職安通りを渡ると、ここから先はコリアンタウン。細い路地をクネクネと曲がると、小洒落たカフェに行列を作る女子たちを発見。さらに「イケメン通り」と呼ばれる通りに出ると、ちょうど"イケメン"の行列(イベント告知の様でした)の後ろを"追っかけ"と見られる女性がぞろぞろついていくという、なかなか他所では見られない風景に遭遇。大久保通りに出てみれば、沿いの歩道に溢れんばかりの若者がぞろぞろと歩き回っている。何やら美味しいものを買おうと店に行列を作っている様子に「なんでこんなに若者が集まっているんだ!」と驚いたり。ちょっとした異世界感を漂わせているのでした。

さらに、引き返して歌舞伎町からゴールデン街へ。このところ狭しと並ぶ小さな店の個性の強さと街のオーラに再び圧倒されるのでした。

さらに靖国通りを東に向かい、新宿二丁目へ。夜の街・新宿(と大久保)は昼の姿も、どこもかしこも強烈なのでした。




太宗寺


その新宿二丁目の公園の裏(表?)にあるのが、太宗寺。甲州街道を護る大きな地蔵菩薩は、東京の六地蔵の一つ。(残りの五つも、江戸から伸びていた旧街道沿いにあります。)

おできが治る塩かけ地蔵や、HPシェル構造という曲線を活かした屋根が特徴的な本堂などなど、いろいろな個性が凝縮したお寺ですが、なんといっても主役は猫。サビ、三毛、茶虎などなどの猫たちが、我が物がおで境内を闊歩しているお寺なのでした。


OVEへ


新宿御苑の横から千駄ヶ谷を通ってOVEに向かいます。新宿御苑の西側には新しい道路が開通、南口の旅館街がぽつーんと離れ島のように道路の中に孤立している。新宿御苑から、中央線の高架をくぐって千駄ヶ谷の街へ。国立能舞台、鳩森八幡宮、将棋会館を通って裏原からOVEへと向かいました。
3回目にして、それぞれの神社・寺の個性の強さを再認識した七福神巡りは、同時に新宿区の多彩な街並みを堪能できた散走でもありました。




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