2021年最後の祝日＝勤労感謝の日。
なかなか色付かない外苑の銀杏並木も、ずいぶんと黄色くなりました。何年か前から、一斉に黄色く染まらず、緑と黄色のマダラなのと、木の形がとんがり過ぎてて、げっそりしているのが気になるのですが、世の人々はあまり気にならないようで、歩道から溢れて車道で写真を撮りまくっていました。

それを横目に銀杏並木の中をすいすいと通り抜けていけるのが自転車。散走での黄葉・紅葉巡りは、色とりどりの風景が目の前を流れていくのが美しく、この日のように空が真っ青だったりすると、さらに気分が良くなるのです。

外濠公園脇の道を走っていたのですが、日陰で寒々しかったので、ちょっと靖国神社に寄り道をしました。参道では餅つきをやっていて、「寄っていって！」という声に釣られて、お餅をいただきました。

勤労感謝の日は、もともと「新嘗祭」という宮中の祭祀を執り行う日なのです。この年の収穫を喜び、五穀豊穣を祈る、そんな日に食べるお餅は格別なのでした。

---

---

「いつもの」イタリアンに立ち寄ったら「いつもの」メニューがなくなっていてびっくり！それにしてもこの「黙食」はいつまで続くのだろう、とおしゃべり好きなスタッフはムズムズしながら食事をするのです。

食後は皇居東御苑を目指します。二の丸庭園には「武蔵野の雑木林」を再現している区画や日本庭園、都道府県の木が一斉に集まる場所などなど。黄葉・紅葉・そして常緑樹の深い緑が、キラキラ光る丸の内・大手町のビル群と真っ青な空を背景に広がっているのです。

本丸の端にある上皇上皇后両陛下の植えられた、果物の古代種。柿が、まさに「鈴なり」！

続いて日比谷公園の木立の中を通り抜けます。大銀杏の散らした葉っぱの絨毯の上を走ります。すでに茶色くなっている紅葉でしたが逆光で葉が透けるように眺めると、綺麗に真っ赤に燃えてみえるのです。

日本緯経度原点まで走ってひと休み。そこはちょっと移動すると、細い通りの隙間にドカンと大きな東京タワーが見られるのです。

最後にダメ押し、青山公園と青山墓苑の木々を眺めながら、OVEへと向かいました。

＜おまけ＞
皇居東御苑、二の丸に向かうところにあるススキ、オススメの撮影ポイントです