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OVE散走レポート
2020/1/25 Sat

両国散走


2020年、オリンピックイヤーの大相撲初場所は平幕 徳勝龍が14勝1敗の好成績で初優勝を果たすという最高の盛り上がりを見せ、この年にふさわしい幕開けとなりました。幕内の中でも一番下位の番付、幕尻の力士が優勝するのは20年ぶりということで、この徳勝龍の優勝をみて「あきらめずに頑張ろう!」と勇気をもらった方も多いのではないでしょうか?優勝インタビュー・・・おちゃめで可愛かったですね(笑)
そんな感じで最高に盛り上がった千秋楽前日の25日、両国散走へいってきました。



OVEを出て外苑西通りから裏道に入っていくと狭い路地に並ぶ住宅をかき分けて、道の真ん中にドーンと新国立競技場が顔を出します。その姿は異彩を放ち迫力満点。狭い場所から見えるからこそ、その大きさが引き立ちます。



この日は空もいい感じ!雲があるから変化を楽しめ、ずっと見ていても飽きることのない空・・・。ビルに映るその姿さえ美しく壮大に感じました。



自転車で走るとOVEから下町に向かうにつれ、最先端の建築物から昭和の時代を感じる建築物へと時代が変化していく様子を 見ることが出来ます。東京は今、オリンピックのために競技会場、選手村、ホテルなど建設ラッシュで変化が目まぐるしく、ちょっと時間が空いただけで、もの すごく景色が変わっていってしまいます。そんな時でも変わらずゆっくりと時間が流れている、そんな風景を目にすると、正直ほっとします。



両国橋を渡れば国技館のある両国駅もすぐ近く。東京にいても普段なかなか見ることが出来ない大きな「お相撲さん」の姿を見ることが出来るようになります。



国技館とスカイツリー。この風景を見ると「ちょっと距離を走ったな」という感じを覚えます。国技館前は場所中でなければ見 ることの出来ない鮮やかで、そしてとても賑やかな景色が広がっていました。テレビでしか見たことがない景色を目の当たりにした時の感動って何ともいえない ものがあります。



場所中だからか両国駅周辺には力士が普通に歩いています。両国独特のなんともいえない不思議な光景。ずっと日本にいるのに「これが日本の風景か!!」と感動すら覚えてしまいます(笑)



さてさてこの日の裏テーマは「お相撲さんとちゃんこ鍋」。両国散走の名にふさわしい内容となっておりました。この日のちゃ んこは人気の「巴潟(ともえがた)」で頂きます。場所中ということもあり大混雑。こういった時期には予約をして行かれることをお勧めいたします。もちろん 私たちも予約済み。




ちゃんこがグツグツしてきたら、このおーーーーきなお肉をしゃぶしゃぶしていただきます。冬の寒い時期には最高の贅沢!! 自転車を漕いできたので美味しいものはより美味しさが増します。ちゃんこ奉行のスタッフの方がいますのでちゃんこ加減はお任せ。あとはおのおの好きにしゃ ぶしゃぶしていただきます。この日は醤油ベースのちゃんこにしましたが、その「つゆ」の美味しい事といったらありません!もちろん〆のうどんまでおいしさ は続きます!スープを残らず飲み干してしまいたかったほどでした。



ちゃんこ鍋を後にして国技館に向かうと、出待ち・入り待ちの人で大賑わい!!その中を堂々と歩く力士の姿は勇ましいの一言。残念ながら有名どころの力士が来る時間にはまだちょっと早かったようですが、それでも迫力は満点。



力士は番付の順位で、着用できる物が決まっているそうで、足袋も、三段目以下の方は履くことができず素足だそう。そういっ たことを知ったうえで力士を見ているのも楽しいかもしれませんね!着るもの以外にも、色々番付で決まりがあるそうです。幕内時代から応援する力士がいる と、強くなるにつれて身に着けるものが変化し、付き人がついたりと、成長していく姿に嬉しさも増していくはず。応援のし甲斐がありますね!



両国を後にしてOVEへ向かう道中は変化が著しく、つい先程まで見ていた日本特有の風景から、海外にいるようなおしゃれな ビルに囲まれた東京駅周辺へ、更にそこを通り抜けると今度は広く空が抜ける皇居へと移り変わっていき、すでに両国で見た景色が遠い過去だったような錯覚に 陥ってしまいます。短い時間の中でもたくさんの風景を堪能できるのが東京散走の面白いところ。



ほんの5-6時間の出来事とは思えないほど色々なものが記憶に残った散走。皆さんは力士を間近に見たことがありますか?? テレビで見るよりもずっと大きくてカッコいいですよ。力士はいつでもどこにでもいるわけではありません。ぜひ場所中に一度「お相撲さん」に逢いに行ってみ てください。


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