EVENT OVE散走&ショップイベント
OVE散走レポート
2023/11/25 Sat

レポート 堺・注染手ぬぐいキメコミアート散走

高架下にウサギの棲む街、代々木上原

自転車で街を巡った後に、ワークショップをするという、いつもとちょっと違うOVE散走。
11月末のOVEの近所を堪能。青山から代官山、駒場、代々木上原と、街から街へ移り進みます。
駒場野公園の紅葉、東京ジャーミイの静謐、そしてお昼はOVEでミュシャの展示をしているということで、チェコ料理が楽しめる代々木上原の「セドミクラースキー」へ。
こじんまりとして仄暗く、物静かな空気の流れている店内は、ここだけ東欧なんじゃないかと思えてしまう。ご近所の家族連れなのか、小さいお子さんが本棚の絵本を取っ替え引っ替えするような、ちょっとほのぼのした空気も流れているながで、チェコの家庭料理を楽しみました。
ゆっくりランチを楽しんでしまったので、表参道をまっすぐOVEに向かい、ここからが第2幕

キメコミアートという、「木目込み人形」を作る技法を応用した作品を作ります。スチレンボードに描きたい図柄の溝を掘り、そこに思い思いの柄の布を「木目込む(溝に入れ込む)」のです。今回キメコミアートに使う布は、堺発祥の注染手ぬぐいブランド「にじゆら」で手ぬぐい作成時にできる端切れ。端切れといっても、「いやこれそのまま売れるんじゃないの」くらいのサイズのものもあったりするのですが、それはさておき、とにかくふんだんにある図柄から好みの端切れを選びつつ、作品を作り上げていくのです。時間は2時間。この2時間が驚くほどあっという間に過ぎていく。「こんなに集中したこと、あったっけ?」と思うくらい没入できる感覚が、なんとも言えぬ快感。

キメコミアートの指南役は、第一人者(というか、キメコミアートの「創造主」)のイワミズアサコ先生。にじゆらの田中さんと先生との「漫才かい!」とツッコミたくなるような掛け合いをBGMに、和気藹々としながら超集中という、自転車に乗っている時とはまた違う「脳の気持ちよさ」を味わった、一粒で2度美味しい散走なのでした。


随分と紅葉も色づきが良くなってきた気がします


代官山の街中も静かです


電動キックボードと並走。こういう光景もよく見かけるようになりました。若い女性が多いと思うのは私だけか。。。


新旧山手通りの立体交差をくぐります


駒場野公園。近所の人たちが大勢で楽しそうに食事会を開いていました。


日本民藝館の脇を通ります。本当は見学したかったのですが、展示替えのため休館中でした


井の頭通りのケヤキもほどよく色づいていました


モスクの尖塔。中には静謐な空気が流れているのです。


ちなみに、一階にはマーケットがあります。今度ここで買い物競争をしたいくらい、いるだけでも楽しいけれども、買いたいものがありすぎて困ってしまうのです。


セドミクラースキー。外観から「東欧」気分に浸れます


ちなみに「ひなぎく」という意味のよう。同名の映画のチラシが店内にありました。


この素朴な感じ。そして深みのある味わい。


スイーツも「家庭のお菓子」という感じなのだが、美味しいのです(語彙不足!)


私は食後にホットコーヒーを頼んだのですが、このウインナーコーヒーを見た瞬間に「負けた」と思った(涙)


さて、次は「キメコミアート」だ!と再出発。


表参道のケヤキ並木も良い感じ


イワミズ先生とにじゆらの田中さん。堺市東京事務所の方もワークショップに参加することになりました


黙々と作業に入ります


スチレンボードに書き写した図柄をカッターでサクサクと。木目込み用の溝を作るのです。


図柄に合わせて自分で選んだ布を木目込んでいきます。この布を選ぶのが楽しくて、迷って、ハマる。


自転車はフレームもタイヤも細くて(そのうえタイヤは丸くて)難易度高い気がしました


同じ線画から作ったとは思えない、それぞれの世界が広がっていく


完成した写真を持って、記念撮影!


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