EVENT OVE散走&ショップイベント
OVE散走レポート
2023/11/23 Thu

レポート 江戸の風薫る酉の市散走

11月の「酉の日」に、商売繁盛を願う「酉の市」。東京界隈では江戸時代初期に現在の"祭り"の原型が出来たようですが、そもそもは日本武尊を祀る神社でその偉業に感謝するお祭りでした。ちなみに11月の酉の日は日本武尊の命日であるとも、東征した時に戦勝祈願をした神社に熊手を立てかけた日であるとも言われています。

酉の市(以下参考: 浅草酉の市https://torinoichi.jp/about/)は、
江戸の北、花又(現在の足立区花畑)にある大鷲神社の収穫祭が起源と言われています。祭りでは鶏を奉納し、終わったらその鶏を浅草寺の観音堂前に放したそうです。
時を経ると、町人の祭りに変わっていき、花又大鷲神社のほか、北千住の勝専寺、浅草の大鷲神社が有名になりそれぞれ「本の酉」「中の酉」「新の酉」と呼ばれました。

この散走では、この「鶏の通った道」および「本の酉」「中の酉」「新の酉」と酉の市の賑わいが伝わった道を散走することにしました。

今回も株式会社アキボウよりDAHON、Ternの折り畳み自転車をお借りして、折り畳み自転車の機動力を活かしての散走を実施しました。


スタートはいつも通り、OVEから。実はみなさん店内で一度、折り畳みと輪行の体験も済ませています。


なので、表参道駅前での折り畳み→輪行作業の早いこと!


あっという間に畳んで(←DAHON、Ternの特長です)袋に入れます


半蔵門線表参道からそのままスカイツリーライン草加駅まで。幸い電車は空いていました。


ドア横はなかなか収まりの良いところ。トランクは転がしても怒られないのに輪行袋は担がなければならないのはなんとかならないか(すぐ下にも書きましたが)


駅の構内は担がないといけません。やっぱり重い。自転車には畳んだまま転がせる機能(オプションパーツが必要です)があるので、それを活かせるようにならないものかと思いました。参加者からは「トランクはOKで自転車はダメというのはダブルスタンダードだ」という意見も。


駅前の広場で袋から出して


さっと走れるようになるのも、DAHON、Ternの良いところ。慣れれば組み立てには10秒かからないのでは?(でも袋を畳むのはちょっと手間かかります=慣れが必要です)


そして草加駅を出発


綾瀬川沿いを走ります。空が広くて、気持ち良い!


まもなく「本の酉」花畑大鷲神社に到着(http://ootori-jinja.or.jp/)


境内は人が沢山!


熊手も売っていました


荒川を目指して足立区内を走ります。OVE散走ではあまり来ないエリアですが、気持ちよく走れる道がたくさんありました


紅葉も色づきが深まり出して、11月らしい雰囲気を醸し出していました


千住新橋を渡ります


荒川の河川敷は広々していて気持ちいい!


行列に地元の方も入り込んで、のんびりと


荒川を越えると千住の街。旧街道を進みます。


ランチは古民家を改装した素敵な洋食屋さん「わかば堂」。要予約←絶対!この日も20人近い人が並んでいました。ちなみに、予約は1週間前に打ち切られるので1週間以上前にすることをおすすめします。


駐輪場も近くに2箇所、それも沢山止められるので自転車で立ち寄るのにも持ってこいです


ランチの洋食も美味しかったけれどもカフェタイムのスイーツも絶品


といっても食べたのはアップルパイだけ。でもこのアップルパイが絶品すぎて、洋食はそっちのけでアップルパイの写真ばかり載せてしまいます!


わかば堂の周辺はこのような細い路地がたくさん。路地マニアの筆者垂涎のエリアです


「中の酉」勝専寺は明治期に酉の市を辞めています。門も閉まっていたのですが、「千住」の名前の由来の一つと言われる千手観音がある古刹。でも、その向かいの石屋さんの軒に並ぶ干し柿の「並びの美しさ」に目を奪われてしまった散走チーム一同。


千住大橋を渡ります。「おくのほそ道の旅」の実質的なスタート地点です


隅田川を渡っても、長閑に子供が遊べる公園。そして紅葉キレイ


庚申塔はよく見るが、ここまで綺麗な祠はあまり見かけない気がします


「昭和」を感じさせる商店街「ジョイフル三ノ輪」を抜けます


かっぽれ道場!(台東区竜泉)。この先で道路に人がいっぱいになったので国際通りに出ました


国際通りをまっすぐ南下すると


突然賑やかになり鷲神社にやってくるのですが、もうどうにも近づけないので、脇を通過するだけにしました


例年、正面には「古い熊手を納めるところ」があるので、正面から見ることもできません


裏側からちょっと賑わいでも体感できればと思いましたが、裏道まで人でびっしり!祝日の酉の市は大繁盛!というわけで、早々に浅草を目指すことにしました


千束通りで見つけました。文房具屋さんです


そのままひさご通りへ。ここは押して歩きます。


そして浅草寺へ。人混みを避けて本堂を時計回りに


そのまま仲見世の東側へ


人混みを抜けた!と思ったが祝日の浅草はそんなに甘くはありません!まずは正面からくる力車(2台)が通過するのを待ちます。このあとも人がたくさん、結局浅草駅まで押し歩きました。外国人観光客も大勢増え(外国人率が異様に高かった)浅草にも活気がありました。


駅のエレベータ脇で輪行準備。みなさんあっという間に片付けました


40分後には外苑前へ。「どこでもドア」のようですが、やはり転がせた方が楽だなと。。。


言っている間にJIROの交差点。さらに左に渡ってから坂を上ればOVEに到着!


到着後も、自転車の乗り比べをしてみたりと、折り畳み自転車体験も存分にできたのでした


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