EVENT OVE散走&ショップイベント
OVE散走レポート
2023/7/29 Sat

レポート OVE散走「都心で楽しむネパールの朝」

東京では連日の猛暑日。
そのうちこの暑さにも慣れるのかな。。。と思えるような暑さではないので、なるべく日影を選んで走るという作戦で散走することにしました。

これが意外と効果絶大!

見た目は涼しげな外苑の銀杏並木、実は"ここは"思ったほどではなく、「日影作戦は失敗か?!」と思いましたが、さにあらず。やはり日影の効果は素晴らしく、ときおり水分を補給しつつ、東京にあるネパールを探しに行ったのでした。

さて。。。。


ネパールの朝食は。。。と調べてみると、朝イチは「お茶とクッキー」など軽いものが多いとのこと。
集合時にはチャイとOVEスタッフお手製のクッキーからスタートです。「自転車の焼き印が可愛くて食べられない!」と言われながらも結局食べられてしまうクッキー。なんとなく鳩サブレーを思い起こします。


さて、私の場合、ネパールと聞いて最初に思い浮かぶ言葉はヒマラヤとカトマンズ、そして「ナマステ」という挨拶。
ヒマラヤといえば高い山(単純!)


<セミの声が大きいと思ったら、ここにも>


<こんなところにも、抜け殻がたくさん!>



<木々の中を走るのは爽快>

。。。というわけで、最初に目指すのは、東京23区内で一番高い山「箱根山」。
ちなみに、練馬区に行くと標高がもっと標高が高いところはあるのですが、そこは「山」ではないということらしいです。そういうグレーなことを考えないのであれば「山手線内最高峰」ならば間違いなし。
標高は44.6m。もちろん周りのビルの方が高いので、四方から見下ろされているのです。そのうえ、木々に囲まれているので「全然高い感じがしない」。まわりは蝉の鳴き声が夏の雰囲気を盛り上げ、登山口にはこれでもかというほどのギラギラと太陽の光が容赦なく襲ってくる山頂からはすぐに下山して、登山口?から麓?に向かって自転車でのダウンヒル!
公園内の林間に伸びている坂を下る。ときおり木漏れ日でキラキラする坂道は、木々の作ってくれる影のお陰で心地よく下れるのでした。


箱根山のある戸山公園は明治通りに分断されています。大久保側の公園には事務所があって、そこにいくと箱根山の登頂証明書が発行されるというので、行ってみることにしました。
事務所の方から、箱根山のウンチクを伺いつつ、証明書と資料をいただきます。もともと尾張藩の下屋敷だった戸山公園。屋敷の中の池泉式回遊庭園にあった築山が現在の箱根山。池を作る時に掘った土を盛って作られたんだそうです。
そして実は、戸山公園はこの周辺では数少ない「花火ができる公園(手持ちのみ、許可制)」ということで、お話をしているさ中にも花火の問い合わせの電話がなっていたのでした。昔は道路でやってたのにねー。とおじさんと話をしますが、思い返せばそれは半世紀近く前の話なのでした。。。




<平将門の北斗七星スタンプラリーでも実施してみようか。。。>

公園事務所を出て大久保方面へ向かいます。保善高校の前を通り山手線をくぐり、そのまままっすぐ走っていくと、右手に淀橋市場が現れます。都心に突然現れる市場にはちょっとびっくり。脇の中央線の線路をくぐるとあるのが「鎧神社」
平将門の鎧が埋められているという伝説の神社。
神社の公式サイトによると、倭建命による東国平定の際にこの地に武具を蔵めたとも言い伝えられているらしい。
ちなみに、平将門にゆかりのある神社を結ぶと北斗七星(ちょっと歪んでいる)になるという話があり、鎧神社は北斗七星の柄の一番端になる。

落ち着いた雰囲気の神社。来たことがないのに、なぜか来たことがあるように思えてしまう。。。

鎧神社を後にして、淀橋市場の脇から大久保の街へ向かって進む。細く怪しい通路を抜けると、そこは無国籍な街大久保。外国人の家族連れが大きなトランクを持って路地を歩いているのは、周囲に点在する"ホテル"を利用しているからなのだろうか。大通りにはコリアンショップ目当てと思われる若者が列をなしている。そして、地元の方と思われる人たちがその間を飄々と進んでいく。
裏道を新大久保駅方面に向かっていくと、至る所にネパールの国旗が掲げられている。通りごとと言っても過言ではない、相当な数のネパール料理店(衣料品を売っている店もあった)が大久保の裏通りには点在しているのがわかる。

街ゆく地元の人の中にもネパール人と思われる人たちが紛れている。もちろんここは大久保、ネパール人だけではなく、さまざまな国の方がいるように思える。


<駐輪場は最初の2時間無料。とても便利!>



新大久保駅の北側、山手線に沿って伸びる駐輪場に自転車を置いて、ここからは徒歩でランチのお店「アーガン」に向かう。ネパールそのものも他民族国家なのだが、ネパールに住む「ネワリ族」と「タカリ族」の民族料理のお店ということだ。OVEで実施していた「ネパール旅のいま-感性を磨く自然・人・暮らしと食」でお世話になった登山家の竹内さんおすすめの店だ。ご飯の食べ方のイラストがあるのがとても親切で、ネパール通でない人でも楽しめるような気遣いが嬉しい。


<ラッシーは外せません>


<このジャガイモの炒め物も美味しかった。このあとあんなにたくさん食べることになるとは思っていなかったので、パクパク食べた>


<モモ>

それぞれが思い思いの料理を注文、一品料理も二品注文。
外の喧騒とは無縁の静かでのんびりした時間が流れている。。。のは実は開店直後だったからで、しばらくするとみるみるうちに座席が埋まっていった。隣のテーブルに運ばれてくるおおきなジョッキに心を奪われそうになりながら、ラッシーをいただく。



<主食は米を干したもの。フレーク状、と言って良いのか...>


<こちらの主食はそばがき。美味しかったし、腹持ちも抜群に良いのでおすすめですが、カレーを全く吸わなくて苦労しました>

続いて続々と運ばれてくるプレート。真ん中に主食、周りに副菜がまあるく並べられている。さっそく片っ端から口に運んでいくのだが、これが食べても食べても減る気配がない。インド料理と違ってあまり辛くない、でもスパイシーなネパール料理は、おしゃべりをしながらゆっくりと食べ続けるにはもってこいの料理なのかもしれない。
気がつくとずいぶんと時間が経ってしまった。
「ネパールの人たちは、いつもこんなにたくさん食べているんですか?」
とウェイターのお兄さんに聞いたら、もちろん!という顔をして
「はい」
という答え。やっぱりね、と思いつつもびっくりするのだった。


<線路脇の道路は広々>


<歌舞伎町はゴミゴミ。このギャップが楽しい>


<この暑いなか新宿通りでエイサーがあるのか、集団が続々と移動していました>


<囲いの影は涼しいのか、温室の様で暑いのか?!実際は「ちょっとだけ涼しい」でした>

食後は再び灼熱の世界へ。ちょこちょこ日影を探しつつも、最速で食後の「冷たいスイーツ(など)」を目指すべく、最短距離で向かったのは久々の「THE DECK COFFEE AND PIE」。暑いからなのか、店内が広いからなのか、並ぶことなくスイーツにありつく。体を中から冷却。意外と効果ありなのだ。

冷却した体が温まる前に、OVEを目指す。酷暑の中でも意外と涼しかった散走はこうして終了したのでした。


<コレのために走ってきた!>


<コーヒーフロートも美味しそう!>

この散走では、暑さ対策にミストスプレーを使ってみました。ミストをスプレーした状態で走るととても涼しい。でも、すぐに乾いてしまうので度々スプレーする必要がありました。それに、ミストとは言え湿るので、それが嫌(不快)だという人には向きません。でも酷暑の対策としては有効だったと思います。

(暑い散走では持参する予定なので、一声掛けていただければ体験していただけます)


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