堺・注染手ぬぐいキメコミアート散走
09:30〜16:00
昨年、参加者から絶賛された散走の一つ「堺・注染手ぬぐいキメコミアート散走」を今年も実施します。
自転車で都内を巡り、注染と呼ばれる伝統の技法で染め上げた手ぬぐいの端切れを使ったキメコミアートづくりに挑戦する散走です。昨年は、都心方面へ向かったのですが、今年は新宿・代々木方面へと向かいます。
11月下旬の黄金色に輝く銀杏並木、錦のような木々の彩りを楽しみながら自転車で街を巡ったあとは、ワークショップの時間へと移ります。
キメコミアートの「木目込み」とは、人形などの衣裳のひだや布切れの境となる部分に溝を彫り、そこに布をかぶせていく技法に由来する言葉です。江戸木目込み人形、木目込み細工など、布の紋様を活かして立体や平面にかたどられたパーツを美しく引き立たせていることが特徴です。
今回体験するのワークショップでは、手ぬぐいの製造過程で出る規格外の生地を再利用し、キメコミアートへと生まれ変わらせます。加工しやすいスチレンボード用いて、手ぬぐいの端切れを「きめこみ」オリジナルの作品を完成させます。
今年は会場をOVEに移し、創造主であり第一人者であるイワミズアサコ先生直々の指導のもと、キメコミアートのワークショップを行います。最初は手拭いの端切れを提供していただくにじゆらの田中さんと、講師のイワミズアサコ先生の軽妙なやりとりに乗ってスタートするワークショップ。「私、絵心ないし。。。」などと言いながらも一旦製作を始めると次第に各自が自分の世界へ没入し、あっという間に2時間が経過する。
前半の自転車で街を巡る「動」の部分があってこその、「静」の時間の没入感。
この体験は気持ちよさは、やってみないことにはわかりません。(実は筆者は昨年キメコミアートに「没入した一人」なのです)
いつもの散走とは一味違う「自らアートする」散走、体験してみませんか?
今回は、株式会社アキボウのご協力で、DAHON、Ternの折り畳み自転車を使用いたしますので、そちらもお楽しみに!
協力|株式会社ナカニ(注染手ぬぐい にじゆら)
注染手ぬぐいを制作するにじゆら・株式会社ナカニは大阪・堺で培われた技法を今に伝える堺の会社です。
当日の流れ
※ 以下の「流れ」は状況により変更する場合があります。ご了承ください
9:30 OVE集合、自転車のサイズ合わせ、オリエンテーション
10:00 出発
OVEから代々木、新宿をまわります
12:00 代々木上原でランチ
13:00 再出発、代々木公園を通ってOVEへ向かいます
13:45 OVE到着、小休止のあとキメコミアートの準備に移ります
14:00 キメコミアート製作
16:00 解散
注意事項
参加希望の方は、以下の注意事項をご一読ください
※お申し込みページ「イベント参加歴」(1年以内)で「あり」を選ばれた方で食べ物アレルギーをお持ちの方は備考欄に必ず「アレルギー有 食品名〇〇」とご記入ください。
※参加費には自転車、ヘルメット、グローブのレンタル料、イベント中の飲食費、保険料が含まれます。
※上記利用規約にもあるとおり、ヘルメット、グローブはご自分のものを使用していただくことが可能です。(但し、その場合も参加費は同一です。ご了承ください)
※今回の散走は、株式会社アキボウよりお借りした折りたたみ自転車を使用します。ご自分の自転車をご利用になることはできません。悪しからず、ご了承いただきますようお願い申し上げます。
※当日、集合時間に間に合わない場合は、必ずOVEまでご連絡ください。
03-5785-0403 もしくは ove-sanso@sic.shimano.co.jp
イワミズアサコプロフィール
◾️岩水亜沙子(イワミズアサコ)
ファッションデザイナーとしてキャリアを積んだ後、2008年よりアーティストとして活動を開始、国内外で高い評価を受けてきた。その間、多くの国でファブリックマーケットを訪れるなと、世界を旅して感性を養って来た。また、古着や廃材などを材料を積極的に使用し、社会問題である現在の薄利多売と過剰包装、そしてファストデリバリーによるファッション産業の崩壊などに対して、警鐘を促す作品の発表しています。日本の伝統技法「木目込み」を昇華させた“キメコミアート”の生みの親。カラフルでポップな楽しい作品は現代版のジャポニズムをもイメージさせています。日本各地を訪れ作品の展示に留まらず、イベントの際にはワークショップを積極的に開催し、アートを通じたコミュニケーションから新たなコミュニティを作る循環型のアーティスト活動を続けている。