OVE

素肌美容家 ムーンピーチ開発者


古来より沖縄の暮らしに根づき、人々を癒やしてきた「月桃(げっとう)」。ショウガ科の植物でもある月桃を用いたスキンケアブランド「ムーンピーチ」を展開させ、女性の美しさを追求し続けているのが、開発者であり代表でもある、うすき友美さんです。

月桃との出会いは、1999年前後まで遡ります。
「きっかけは、父親が出張で訪れた沖縄で月桃精油を持ち帰ってきたこと。そこからが父親らしいのですが、市販のクリームなどに混ぜて、近所の方々に配っていたんです。それがなぜか評判が良くて」。

思わぬきっかけで月桃と出会ったうすきさんですが、驚くことに当時は、いわゆる美容についてそれほど関心がなかったそうなのです。
「皮膚のトラブルが改善したなど、いまでいう口コミで評判が広がっていったんです。そうすると次第に、商品化して欲しいという声も届くようになって。」

美容マニアでもなく、もちろん商品開発やマーケティングなどビジネスについて素人同然のOLだったそうです。そんなうすきさんのココロを動かした出来事が2つありました。

一つ目は、身近な友人からの後押し。当時のうすきさんは、月桃はもちろん、スキンケアに関する知識もあまりなく、ただご友人の悩みや相談にのるだけだったそうですが「何かできることがあるのでは?」と真剣に考えるようになったそうです。

二つ目は、カラダの悩みが、ココロやコミュニケーションにも影響するということ。「子どもを抱っこするとき、触れる肌がすべすべしていたら、ココロも嬉しくなる」という、あるお母さんのご意見を聴き、「喜びや嬉しさ」という目に見えない部分も大切にしなくてはいけないと、今のうすきさんの原点となる出会いでした。

多くの方々の声に支えられ、3年という歳月をかけて研究開発に没頭する日々。さまざまな専門家の意見を聞きながら開発を続ける中で、ある壁が立ちはだかります。それは、「美しいって何だ?」「スキンケアって何だ?」です。




いま、世の中にはさまざまな化粧品が溢れています。スキンケアやエイジングをアピールする商品もたくさんあります。皆さんは、さまざまな商品があるにも関わらず、女性の悩みから肌トラブルが解消されないのか考えたことはあるでしょうか。

「月桃について知るということは、スキンケアについて考えることになります。スキンケアについて考えていくと、今度は皮膚について知らなければいけません。そして、皮膚から人間の身体について、人間からさらに地球上の生命体について…。」

もともと「なぜ?」と思うと、とことん追究してしまう性格だったことも、開発者、研究者としての資質をお持ちだったのかもしれません。
「皆さん経験があると思うのですが、思春期の頃、父親が大嫌いだったんです(笑)。でも、なぜ嫌いなのかと嫌いなことを放っておきませんでした。自問自答したり、父親にもいろいろ質問したりしていましたね。」

「いろいろ研究していくと、おぼろげながら月桃の持つ可能性や私自身が伝えたいことが見えてきました。それは、表面的な効果ではなく、ココロの元気を取り戻したり、人と人のコミュニケーションがより温かいものになることを一人でも多くの方と共有したいのだ思ったのです。」

私たちが日々の中でつい忘れてしまう、自分自身と向き合うこと、“対話”することの大事さがMOON PEACHの製品には込められている気がします。うすきさんの話には、ヒトはもちろん、カラダのこと、自然のこと、過去のこと、未来のこと、さまざまな対象とじっくりと話し合う姿勢が感じられます。そして何より、相手と向き合い、想うことをつねに忘れません。

この“対話”を通じて、自分らしさを取り戻すためにもっとカラダやココロと向き合いたい。そして、人が暮らしていくために、自然と共に生きてくことをひとり一人が自覚していきたいことなのです。

「緑が多く良かったねとか、ストレスも少なかったなど、単に昔に戻ろうということではないのです。ただ、いまを生きる私たちにできることはなんだろうと考え、行動していきたいのです。そして、自然の恵を上手に活かし、逆に人が活かされていく関係を大事にしたいなぁと感じています。」

沖縄には“ぬちぐすい、ちむぐすい”という言葉があります。これは、「命の薬、魂の薬」という意味で、食べるもの、纏うもの、聴くもの、香るものなど、すべてが命の糧になり、心の肥やしになるものであることを示しています。うすきさんはまさに、月桃の恵を通じて、肌・カラダ・ココロをケアしていこうとしているのです。




サプリメントなどを代表するように、いまはある一つの成分だけを補おうとする傾向があります。それは、私たちの毎日も同じで、日々の生活の中にはさまざまなことが関わりあっているはずなのに、ひとつの原因だけに目を向け、排除しようとしてしまいます。

しかし、うすきさんは日常のさまざまなことをチカラに変え、その想いを多くの人とわかちあうことで、イキイキと、そして自分らしく輝いています。

「OVEさんでは、ひとつのイベント、ひとつのお料理、ひとつの商品など、とても丁寧に選び、作られているなと感じるんです。その姿勢や考え方は、すごく私のスタイルと共通する部分が多いんです。」

OVEの散走イベントなどで、参加者同士の交流やマッサージの際に取り入れている「ムーンピーチ」の商品。ハンドマッサージで相手の手に触れる。月桃の香りに癒やされる。心地よさに浸り、今日という日の思い出を大切にココロに刻む…など、いろいろな想いをつなぎ、効果・効能だけに留まらないチカラを参加者に届けています。そこには、うすきさんご自身の想いと、私たちが忘れてしまっていた、暮らしの先にある豊かさを伝えてくれているように思います。


近影

うすき・ともみ
レセラ(有)代表取締役 / ハンドセラビューティック協会代表
1999年 月桃を使ったスキンケア製品の研究開発を始める。
2002年 スキンケアブランド「MOON PEACH」誕生。
カウンセリングと自然界をみつめながら独自の美容法を開発。
スキンケアとは何かを探求。現在に至る。
触れるコミュニケーションメソッド「ハンドタッチケア」の可能性も研究中

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