OVE

ブログでつづるTour de OVE

ミヨーを見よー

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この日の宿にいたネコちゃん。ミヨーとは関係ありません


世界同時WEB発表される2018ツール・ド・フランスのコースプレゼンテーションを、2017年10月17日に東京・青山のライフクリエーションスペースOVEで開催し、その後の懇親会を含めて多くのツール・ド・フランスファンにお集まりいただいた。そのとき、ボクとともにコース発表を見ながら解説やトークショーに登場してくれたのが、フランス観光開発機構在日代表のフレデリック・マゼンクさんだ。

関西のお笑い芸人のように愉快な日本語トークがはじけるマゼンクさんだが、徐々に明らかになっていく映像を会場のみなさんと見ているうち、第15ステージになると「あ! ここ、ボクの家があるとこ」とびっくりの表情。ミヨーはマゼンクさんの生まれ故郷だったのだ。


ミヨー橋。実際に走ってみると路肩が広くて怖さはなかった


マゼンクさんはフランス政府観光局が日本に派遣した人で、政府や自治体・観光協会とも親密な関係にある。毎年のツール・ド・フランスのコースは水面下で設計されるのだが、少なくとも各都市の関係者には情報が漏れているはずだと思ったのだが、マゼンクさんはまったく知らなかったという。それだけツール・ド・フランスのコースはシークレットなのである。

ミヨーには2004年末に開通したミヨー高架橋がある。全長2460m、主塔の高さは343mにも達する高速道路専用の斜張橋だ。タルン川渓谷に架かる主塔が世界一高い橋として知られていて、朝もやが谷間にかかったときはまるで雲の上を走っていくかのような見事な景観が味わえる。

この橋がなかった時代は両岸のジグザグ道を谷間に降りたり上ったりする必要があったが、ミヨー橋の完成でA75高速(別名地中海高速)はパリと地中海、さらにはスペインを結ぶ最も短距離のルートになった。21世紀に入ってから作られた最初の大々的な建築物として、世界中から訪れる好奇心いっぱいの観光客を魅了しているという。


こんなきれいな町はフランスにゴマンとある


ゴールは「カルカッソンヌを見ずして死ぬな」と称されるヨーロッパ最大の城塞都市。1997年にその城塞(シテ)が世界遺産に登録されている。このあたりはラングドックと呼ばれ、ジャラベール兄弟の出身地マザメもすぐ近く。なまりのキツいフランス語はなかなか聞き取れない。

このラングドック地方は広大な黄色のひまわり畑が広がる。向日葵(ひまわり)はフランス語で「トゥルヌオソル」。太陽に向くという意味で、これほど真夏のフランスにふさわしいものはない。ところが、実際に息を飲むほどの光景にはなかなか出くわさない。やっぱりカメラマンはうまく撮るのよ。彼らにいわせれば、選手と花の向きが合わなかったり、生育の盛りが過ぎていたりと一苦労なのだが、ベストなロケーションを血眼になって探して、草にまみれて選手たちの到来を待つ。
「もっといいとこがこの先にあるだろう」なんて欲を見せると二度となかったり。コースは逆走できないので、その年はもうアウト。思いのほか大変なんだよね。(山口和幸)

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