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ラルプデュエズに行ったらタイム計測して記録証をもらおう

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聖地だけにキャラバン隊もいつもよりきちんと隊列を組んで走る


ツール・ド・フランス最高の舞台として知られるアルプスのスキーリゾート、ラルプデュエズ。距離13.8kmの上り坂に世界中から熱心なファンが集まる。ふもとのブールドワザンにある最後のロンポワン(環状交差点)でラルプデュエズという看板が指す方向に進路を取ると、しばらくして幾多の伝説を生んだあの上り坂が始まる。

上り始めて2kmの激坂が始まり、ここからまさに「ヘアピン」と呼ぶにふさわしいコーナーがラルプデュエズ村の入り口まで21も出現する。数字をカウントダウンしていくのだが、この「第21コーナー」までの長い直線の2kmが非常に厳しいので、サイクリストの多くがここで足を着いているところを見たことがある。


自己記録を提示するとディプロマを発行してくれる


ベルナール・イノーやローラン・フィニョンがマイヨジョーヌを獲得していた1980年代は黒山の人だかりだった。近年は熱狂的に応援できるフランス人が少ないこと、フランス人の生活様式にその他の楽しいことがたくさんできたこと、前日から始まる厳しい交通規制、SNSやネット配信などの発達があって現地で観戦しなくてもいいことなどがあって、観客数は少なくなったと感じている。

でもやっぱりラルプデュエズは外せない。それを一番感じているのは選手たちかも知れない。だから第12ステージもアタックの連続だ。

ラスト6km地点にはウェズ村のゴシック様式の美しい教会がそびえる。このあたりは例年ものすごい人だかりで、コーナーごとにオランダ人、ドイツ人、デンマーク人などが陣取り、一触即発の雰囲気だ。


悪魔おじさん。今年も「さいたま」を熱烈アピールしてくれていた


もしラルプデュエズに自転車で上る機会があったら、GPSデバイスでもサイクルコンピュータでも、手持ちのストップウォッチでもいいので、ふもとからゴールまで自己計測して見ることをオススメ。ラルプデュエズ村に入ってコースが一瞬地下道になるところにツーリストインフォメーションがあって、計測した数字を見せるとディプロマ(記録証)を作ってくれる。

かつて現地を訪れたときは計測開始地点に「デパール=スタート」という横断幕があったのだが、この日は安全のため外したのか見あたらず。見あたらなかったらロンポワンを過ぎて徐々に左に曲がっていき、上りが始まったところでスタートスイッチをオン。ツール・ド・フランスがゴールを設営する場所に「アリベ=ゴール」の看板があるので、そこまでがんばること。

ちなみに最速タイムは1997年にマルコ・パンターニが記録した37分35秒。というか、パンターニがトップ3の記録をすべて持っている。ボクはこの日、半クラッチで1速や2速をいったりきたりしながら45分で上りました。ディプロマ、発行してくれますかね。自転車選手って信じられないくらいに速いんです。(山口和幸)

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