OVE

ブログでつづるTour de OVE

これぞリゾート! アルプスのさわやかな空気を満喫

UP

コロンビエール峠 © M.A. Verpaelst – Le Grand-Bornand Tourisme


ゴールの町に設営されるサルドプレス(プレスセンター)は見本市会場、アイスホッケー場などいろいろな施設が当てられる。スキー場などの場合はゲレンデに巨大なテントが設置されたりもする。ボクが一番好きなのは地元の学校がサルドプレスになったとき。校舎や体育館に入れるので掲示板を見たり部活動の様子が分かったりして、フランス学園生活の雰囲気が楽しめるからだ。

アルプス山麓にゴールするステージは、あらゆるスポーツイベントの取材でもなかなかお目にかかれないような光景が出現する。かつて、丘の上の高校にプレスセンターが仮設されたときがある。お昼は給食室に招かれた。ディズニーランドの乗り場のような迷路状の通路に他の取材関係者や運営スタッフらと並ぶ。ナイフとフォーク、受け皿は木製。水も貴重だから食後は焼却するのだと思った。


2連泊のホテルはアルプスの山小屋風


このときのアルプスのサルドプレスはリセ(高校)だったが、大学の学生食堂ならワインもある。失業者にも解放されていて、学割で利用できるらしい。この日はさすがに高校生には用意されないワインもあったので、それを受け取って空いている席に着く。開け放たれた大きな窓からアルプスの山々が視界に飛び込んでくる。のびのび育っていくんだろうなあ。

アヌシーはオートサボワ県にある宝石のように美しい町だ。「オート」というのは「高い」という意味だが、地名においては「地図上の北」となる。スイス国境にも近く、最寄りの大都市はジュネーブ。レマン湖南岸のエビアンやトノンもオートサボワの一部。また地名に「レバン」とつくところが多いが、「温泉」という意味だ。


こんな景色を見ながら夕方も朝もお食事


そしてこのあたりのグルメと言えばサボワ料理。生ハムやサラミやチーズなどの乳製品が特産物で、フォンデュがレストランの名物。チーズを溶かした鍋がテーブルにセットされるので、1人で入店すると注文できないことが多い。お味としてはかなりくどいので、ツール・ド・フランス期間中に一度食べれば十分かな。

そして第105回大会。アルプスの山岳ステージ初日は、クイックステップフロアーズのジュリアン・アラフィリップが終盤に独走を決めて初優勝。山岳賞でも一気にトップになった。総合1位のグレッグ・バンアベルマート(BMC)も積極的な走りを見せつけ、区間4位でマイヨジョーヌを守っただけでなく、1分39秒後にゴールした有力選手らとの差をさらに広げた。(山口和幸)

メールマガジン登録・解除pageTop