OVE

ブログでつづるTour de OVE

アルプス決戦2日目

UP

Col d’Izoard/cyclingtips.com/


 アルプス決戦も今年は2日目が最終日。アルプスを3日かけて戦う年もありますが、正直、ブログを書く上でネタの少ない山岳地帯は短い方が助かります。山の上にある人口約1万人の町ブリアンソンが今日のスタート地で天才要塞建築家ヴォーバンの築いたシタデル(城塞)があることで知られています。ゴール地イゾアール峠共々イタリアとの国境の町ということもあり、大都市トリノまでは約60kmという近さ。付近のマルシェ(市場)にはイタリア語も飛び交います。
 標高2,360mのイゾアール峠までの道路は写真のような九十九(つづら)折りです。選手たちは延々と続く坂道を自分の脚で登って行きますが、今日の総合順位が恐らくゴールまで引き継がれることになるでしょう。ということは今年もクリストファー・フルーム選手の総合優勝で3連覇となるのでしょうね。


La fort des Salettes Briançon/jp.france.fr/


 フランス国王ルイ14世お抱えの軍事建築家、セバスティアン・ル・プレストル・ド・ヴォーバン(1633-1707)が手がけた軍事施設の内12の城塞建築物群が世界遺産の登録対象となっています。今日、軍事施設としては無用の長物と化していますが、軍事施設らしからぬ美しい建築物が特徴です。
 ラ・フォール・サレットはイタリアからの侵略に対する防御壁としての城塞です。ブリアンソンの町の上、標高1,538mにあってヴォーバンによって構想され、1709年から1712年の間に築城されました。山の中腹にそびえる城塞は迫力満点で、いかにも国境防衛のための砦という印象を醸し出し、敵兵を威嚇する趣があります。
 ブリアンソンは制約ある地形に自らの構想を適合させる、というヴォーバン特有の才能を証明する良事例です。切り立った谷が交わる場所に位置するこの町は、戦時下において格好の標的となるためヴォーバンは高台にいくつもの砦を造る防御システムを考えましたが、残念ながら構想が完成する前の1707年に死を迎えてしまいました。


LA BERGERIE DES GUIBERTES/nippon.fr/


 羊のチーズをブルビと言いますが、アルプスにはこんなブルビチーズもあります。シブレットやエシャロットがかかっていて美味しそうですね。
 一方、山羊(ヤギ)のチーズはシェーブルと言います。漢字で羊と山羊とでは山の有無しか違いがありませんが実際には大違い。まず羊は草食。群れで行動し大人しいですが山羊は雑食で活発気ままな性格と正反対。チーズの味は羊のブルビはコッテリ濃厚な味です。脂肪分も高めでオイリーな感じのものもあります。山羊のシェーブルは真っ白な色をしていてさっぱりめ。酸の力で固めることが多いので、ヨーグルトのような酸味を持つチーズが多いのも特徴です。ピレネーやアルプスといった山岳地帯ではブルビやシェーブルの種類が多いのが特徴です。

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