
「ツール・ド・フランス」はヨーロッパで百年以上続く伝統的な自転車レース。バカンス時期でもある7月にフランスを「ゆっくり旅していく」ことでも有名。歴史の中では、コース付近で生活する人々の暮らしぶりとレースが訪れる街で催されるお祭りが、夏の日常を映し出す素敵な「情景」として語り継がれています。そんな普段の生活に溶け込んだ伝統を日本にも伝えたいとオーブは考えました。

ツール・ド・フランスはフランス国内のみを一周する自転車レースと思われています。でも、最近はスタート地点に近隣ヨーロッパ諸国の都市が選ばれることも多くなっています。これはスタート地点に選ばれることで商業的な効果があると考えている、各地からの立候補などが絶えないため。ゴールは毎年パリ・シャンゼリゼです。
自転車レースなのに、コース途中には選手達が自転車で移動しない日もあります。今回も山場のコースからパリ近郊までの手段はなんと、フランスが誇る高速鉄道「TGV」。(過去には飛行機移動ということもありました。)まさに自転車のみならずいろいろな角度からフランスを「旅」するレースなのです。
スポーツ競技で長い期間で行われるものといえば、例えばサッカーやテニスがありますが、いずれも常に“移動するスポーツ”ではなく、あくまで競技場が複数ある場合のみ。毎日数百キロメートルも移動する自転車レースでは、選手の疲れもだんだん大きなものになってきます。そのため、レース期間中には2日ほど休養日が用意されているのです。
大会中に目にする、その日の1位の選手が着用しているチャンピオンジャージ(マイヨ・ジョーヌ)。このジャージが黄色になっている理由は、最初にツール・ド・フランスを開催した新聞社の新聞が黄色だったためです。当時(約100年前)といえば、まだTVもなかった時代。その頃はイベントとして、宣伝活動を兼ねながらフランス各地を回るということがレースの主な開催理由だったようです。

ツール・ド・フランス期間中、OVEでは「食」や「人」「風景」など、フランスの文化に触れながら、自転車レースだけでない楽しみ方をご提案しています。期間中のさまざまなイベントや、現地カメラマンによる最新「旅」情報を通じて、「旅するツール・ド・フランス」をご堪能ください。

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