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出版:学芸出版社

『ドイツの地方都市はなぜクリエイティブなのか 質を高めるメカニズム』 高松平藏

近頃よく耳にするようになった、街づくりや地方創生という言葉。そんな課題に400年前から挑み、ドイツの最先端を走り続けている地方都市があります。人口10万人の小さな街でありながら、強い経済力と創造性を持つエアランゲンには、街の理想型がありました。

エアランゲンの特徴は、移民が人口の25%。そして外国人が10%を占める、多様性の街だということ。さまざまな文化・国籍が入り交じるこの街は、その多様性を武器に、ものづくりや医療、福祉、行政、金融、交通インフラなど、さまざまな仕組みを更新してきました。常に新しいものを受け入れ、住民の快適さのため工夫し続けてきた歴史が、街全体にクリエイティビティを育んできたのです。

しかし、エアランゲンの真の強さは都市機能だけではありません。「地域の誇りは重要だ。人々が政治に参加する充分な動機になるであろうし、生活の充足感のみならず、個人のアイデンティティを補完することにもつながるからだ」という一文が示すように、住民一人ひとりの中に根付いた地域への誇りや愛着こそが、街の成長を促す原動力になっているのです。

異なる価値観や文化を受け入れることで、みなで街を育んできたエアランゲン。同じように「異なる価値観」は私たちの暮らしにも、プラスの変化をもたらしてくれるのではないでしょうか。「異なるものを取り入れる」というシンプルな工夫ひとつで、毎日は驚くほど変化していくと思いませんか?出会いを喜び、新しい価値を育んでいくこの街の暮らしは、私たち一人ひとりの毎日にも大きなヒントを与えてくれています。

スタッフからひと言

スタッフ

M.E

環境問題や少子高齢化、様々な社会課題に対して、自転車が暮らしの中に根付く国ドイツ。異文化や価値観の多様性を尊重し、そこで暮らす人々がまちを想い、自分ゴトとして地域づくりに参画しています。日本のこれからを考えるには、おススメの1冊です。

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